医師になるには?資格や
中学生・高校生からの
勉強量、必要な費用まで
徹底解説!

投稿日: 2024.04.19 | 最終更新日: 2024.04.19

医師になるにはどうすればいい?医師になるのに何年かかる?医師になるための資格や中学生・高校生からの勉強量、必要な費用まで徹底解説

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医師になるには

医師になるには大学入学の
難易度が高い

医師になるには大学入学の難易度が高い「医師」になるには、大学の医学部(6年制)に進み、卒業または6年次卒業見込みの状態で毎年2月にある医師国家試験に合格し、医師免許を取得しなければなりません。また臨床医として働くためには、さらに2年の初期研修が必要になります。専門医になるためには、初期研修に加えて3年の後期研修も必要です。
この一連の流れの中で、もっとも難易度が高いのは、「医学部入学」と言えるでしょう。国公立・私立大学のどちらも医学部は最難関ですが、特に国公立大学は、学費が一般学部並みということもあり、非常に狭き門となります。

医師になるために必要な資格

医師になるために必要な資格は、医師国家試験に合格して取得できる「医師免許」のみです。
ただ、医師国家試験を受験するためには、医学部で正規課程を修めなければなりません。一般の4年制大学を卒業した人が、編入試験に合格し、2~3年次より医学部に入るということも可能です。

医師になるまでのステップ

高校卒業後、大学医学部で6年間学び、国家試験を受けて医師免許を取得、臨床研修を2年受けなければなりません。その後、晴れて医師として大学病院で勤務する、専門医を目指す、クリニックなどで勤務するなど、医師として働くうえでのキャリアアップを目指していきます。

医師になるまでのステップ

医師に求められる適性や人物像

医師免許を取得し医師になった人が、必ずしも医師としてうまく働ける・やりがいを感じられるとは限りません。この点においては他の職業や資格と同じです。ただ、なるまでに多くの労力・時間・費用がかかる医師を目指す人は、「求められる適性や人物像」について、事前に把握しておくことがより大切になると言えるでしょう。
また、求められる適性や人物像に近づく努力を早くに開始することで、医師になってからのイメージと現実のギャップを防いだり、キャリアアップの手助けになったりといったことも期待できます。

コミュニケーション能力が求められる臨床医

医師に求められる適性や人物像臨床医は、日々患者さんを診療します。問診票も活用しますが、対面でも改めて症状や悩み・希望、服用中の薬、既往歴、生活習慣など、さまざまなことをヒアリングします。話が逸れてしまう患者さん、口数が少ない患者さんもいらっしゃいます。そういった時でもスムーズに必要事項をヒアリングし、患者さんを安心・納得させるコミュニケーション能力は、臨床医にとって非常に大切な資質となります。もちろん、他の医師、看護師、臨床検査技師、医療事務といったスタッフとのコミュニケーションも重要です。正しく情報を伝えられること、職場の雰囲気を良くする明るさ・朗らかさを持っていることは、就職時の面接などでもチェックポイントとなります。
知識や技術ももちろん大切ですが、臨床医としてもっとも求められることが多いのは、コミュニケーション能力と言えます。その上で、知識が技術、経験を持つ人が、より高く評価されます。
なお、血を見るのが苦手、手先が不器用で手術が不安といったことについては、過度に心配する必要はありません。そういった場面がない・少ない診療科や職場を選ぶことで、十分な適性を得ることが可能です。

 

どんな時も地道に努力を継続する力が
求められる研究医

大学、病院、企業(製薬会社などメーカー)などで研究や開発に携わる研究医は、何年にもわたって特定の研究について試行錯誤するのが当たり前の環境に置かれます。特に基礎研究においては、世の中で誰も知らないことを調べる過程で、希望が消えそうになることもあります。研究医にもっとも求められるのは、そういった苦境であっても同じペースで仕事を続けることのできる、諦めない力です。
また、基本的には専門とする分野の研究職として採用されますが、希望通りの研究ができるとは限りません。特に企業に就職した場合には、利益に結びつきやすい分野での研究が必要となりますので、分野を問わず研究欲や探求心を持っていることも評価されます。
その他、臨床医ほどではないにせよ、コミュニケーション能力も必要です。集団の中で働く以上、コミュニケーション能力は欠かせないものと言えるでしょう。

医師になるために必要な勉強量

医師になるために必要な勉強量医師になるためには、たくさんの勉強が必要であることは間違いありません。
中でも大きな壁となるのが、医学部への入学です。医師免許を取得し医師になるまでの流れの中で、もっとも多くの人がここで苦労し、場合によっては諦めてしまいます。
ではその医学部への入学のために、高校1~3年生でどれくらいの勉強量が必要になるのでしょうか。

高校1年生

目安は、週に20時間以上、1日あたり3時間以上の自主学習(自宅学習・塾・予備校など)です。
この時期は、高校に合格した安心感や解放感によって、それまで勉強を頑張っていた人も、ついつい力を抜いてしまいます。
医学部を受験する人なら誰でも、高校3年生になれば長時間の勉強をします。ただ、「3年生になったから今日から1日10時間勉強しよう」というのは、なかなか難しいことです。1年生から1日3時間程度の勉強を始めておくことは、勉強をする体力・習慣をつけるという意味でも大切なことです。

高校2年生

目安は、週に30時間以上の自主学習です。休日にも時間を作り、勉強時間を確保しましょう。
2年生になると、受験を意識する人が増えてきます。そういった人と刺激し合いながら、勉強を頑張りましょう。
この時期によくあるのが、部活動の中心や主力となって、勉強時間が減ってしまうケースです。両立するのが理想であり、部活を頑張ったから勉強も頑張れたという人もたくさんいますが、あくまで「自分の場合は」と考え、正しく優先順位をつけられるようにしましょう。

高校3年生

目安は、週に40時間以上、平日3~6時間、休日12時間程度の自主学習です。
この時期に大切なのが、生活リズムを崩さないことです。特に起床時間・就寝時間はできるだけ一定に保ちましょう。徹夜などは基本的に避け、特に受験が迫ってからは、実際の試験時間を万全の体調で迎えられるよう、規則正しい生活を送ります。
模試の結果が良くない時も、「後悔」ではなく「反省」をし、必ず次に活かすという気概で勉強・生活に向き合いましょう。

医師になるには中学生から勉強が必要!?

医師になるには中学生から勉強が必要!?中学生からすでに医師を志しているのであれば、早くに勉強に力を入れるに越したことはありません。
医師の出身校を見ると、中高一貫の進学校を卒業している人が多くなります。こういった学校では、高校受験がない代わりに、6年間を大学受験のみに向けてカリキュラムを組むということが可能であるため、難関大学への進学率も高くなっています。
ただもちろん、中高一貫教育でないからといって、医学部に入れないというわけではありません。早くから医学部受験を見据えた勉強を開始することで、合格を手にすることは十分に可能です。

中学生から医学部に向けて
勉強するメリット

 

医学部受験を念頭に置いた勉強ができる

医学部の入学を目指す場合、必然的に求められる勉強のレベルも高くなります。高い目標を設定することは、それが本人の意志であれば、やる気を引き出すきっかけ・後押しになるのです。
また、「学校の成績を上げる勉強」だけでなく、「医学部に合格するための勉強」を早くから意識するので、高校から本格的に受験勉強をする人と差をつけることができます。医学部を目指す中学生のための塾もあります。

 

高校生活に余裕が出る

中学校で基礎的な学力を十分につけることができれば、高校生活に余裕が出ます。部活や課外活動に打ち込んだり、友人との時間を楽しんだりといったことで、より毎日を楽しむことができます。詰め込み型の余裕のない勉強、勉強一色の高校3年間は寂しいという人にとっても、中学時代に頑張ることが大切になります。

中学生のうちにやっておきたいこと

 

数学・英語の基礎を固める

数学と英語は、特に基礎が重要になります。他の教科と比べて、短期間で成績をアップさせるということが難しい教科となります。
どの教科も基礎は大切ですが、特に数学・英語については中学3年間でしっかりと身につけておくことが、高校生になってから学ぶ内容の理解、成績アップには欠かせなくなります。

 

教科書ワークを徹底的にやりこむ

教科書ワーク(教科書会社の許可を得て作られた「教科書準拠」の教材)は、授業で学んだ知識を定着させるのに大変役立ちます。教科書は学校によって異なりますが、すべての単元をカバーしている教科書ワークを繰り返し、徹底的にやりこむことで、基礎固めができます。

 

「勉強をする力」をつける

学校の授業以外で毎日勉強をする習慣をつけましょう。最初は、30分程度で構いません。徐々に時間を長くしていきます。また、高校生になるとより長い時間の勉強が必要になるため、テスト前などには休憩を挟みながら朝から晩まで勉強をするという日を作るのもよいでしょう。
このようにして、「勉強をする力」をつけておくことが、高校入学後や大学受験前の武器になります。

社会人からでも医師になれる?

社会人からでも医師になれる?結論から言えば、社会人からでも医師になれる可能性はあります。文部科学省のデータによれば、22歳以上の受験者が年に2万人以上に上り、そのうち約6人に1人が社会人受験生です。医学部に入学するために、奮闘している社会人が多いことがわかります。また、合格率は約10%で容易ではないものの、社会人受験生の中にも合格者がいるのは事実です。

医学部合格は狭き門であり、社会人である場合は仕事に追われる日々の中で、さらにハードルが高くなります。合格するためには、どのようにして学習時間を確保するかが大切です。

医師になるために必要な費用

医師になるために必要な費用国公立大学の医学部であれば年間の学費は一般学部並みですが、それでも6年間通う必要があるため、やはり経済的な負担は大きくなります。
6年間の学費は、おおよそ以下の通りとなります。これに、一人暮らしをする場合は家賃をはじめとする生活費、通学時の交通費なども必要になります。また受験料・受験のための交通費や宿泊費についても考えておかなければなりません。
お金のことについては、現実的な問題として、事前に家族で話し合っておきましょう。「せっかく合格したのに私立であるため結局入学を諦めた・入学後の生活が大変だった」「国公立に合格したけれど都心部で家賃が思ったより高く困った」ということも起こり得るためです。どの大学であれば入学できるのか、入学後も安定した生活を送ることができるのかを知っておけば、志望校が絞れ、より目標が明確になります。

国公立大学の場合

350〜415万円程度

私立大学の場合

2,000〜4,000万円程度

医師としての働き方

医師は大きく、医療機関で患者さんの診療にあたる「臨床医」と、大学・病院・企業などの研究機関で研究職にあたる「研究医」に分けられます。
それぞれの働き方について、ご紹介します。

臨床医

臨床医病院・クリニックなど医療機関で患者さんの診察や検査、治療、予防、薬の処方などを行う医師です。
臨床医は、医療機関に雇われている「勤務医」と、自らが院長になって診療を行う「開業医」に分けられます。開業医の方が自由度は高い一方で、経営者として雇用や経理にも携わらなければなりません。

研究医

研究医大学や病院、企業などの研究機関にて、基礎医学や臨床医学についての研究を行う医師です。
未知の病気の解明、新しい治療法の開発などに携わりながら、その成果について学会などで論文として発表します。職場が基本的に医療機関に限られる臨床医と比べると、就職先の選択肢は広くなります。

参考記事:医師の当直とは?仕事内容やメリット・デメリット、夜勤・宿直との違いを解説

医師になるためのよくある質問

医師になる為には何年かかるのでしょうか?

「医師になる=医師免許を取得すること」と考えると、医学部に入って卒業しストレートで医師国家試験に合格する6年が最短となります。
ただ、臨床医として働く場合には、医師免許を取得してから2年間の初期研修を受ける必要があります。専門医になる人は、そこからさらに3年間の後期研修を受けます。

医学部の受験料は、おおよそどれくらいですか?

国公立大学の場合

国公立大学の医学部に入るためには、大学入学共通テスト、大学別の二次試験を受ける必要があります。
大学入試共通テストでは、国公立大学の医学部を志望する場合、5教科7科目を受験するのが基本であり、これに18,000円がかかります。大学別の二次試験では17,000円がかかるため、計35,000円が必要になります。

私立大学の場合

私立大学の医学部に受験では、どの大学を受けるかによって受験料が異なり、30,000~60,000円と幅があります。
共通テスト利用入試ができる大学もあるため、さまざまです。

医学部に入るためには、どれくらいの偏差値が必要ですか?

医学部は、国公立も私立もそれぞれ最難関の学部となります。
国公立大学では偏差値65以上(上位7%)、私立大学では偏差値62以上(上位11%)を目指す必要があります。

医師の給与はどれくらいですか?

全医師の平均で見ると、月給が約100万円、ボーナスが約110万円、年収が1,380万円となっています。ただ、臨床医であるか研究医であるか、勤務医であるか開業医であるか、経験、年齢などによって変わってくるため、一概には言えません。
どんなところで働いてみたいかを考え、実際に求人情報を見てみましょう。医学部受験や医師になることへのモチベーションのアップにも役立つかもしれません。
参考記事:医師(勤務医・開業医)の平均年収はどのくらい?男女別・診療科別のランキングも紹介!

医師におすすめ転職サイト

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