看護師の平均年収の
相場はいくら?ナースの給料
を徹底比較!年収を
上げるための方法を紹介!

投稿日: 2023.06.08 | 最終更新日: 2024.02.13

看護師の平均年収はいくら?ナースの給料は安い?年代別・男女別・職場別での平均年収を紹介!年収UPの方法を徹底解説!

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この記事の監修者

看護師
柳 彩夏
【経歴】
2016年に看護師免許を取得した後、総合病院での勤務を経験。循環器内科、呼吸器内科、肝臓内科、腎臓内科、代謝科など、多岐にわたる専門分野が混在する病棟での業務に従事。現在は株式会社Method innovationのグループ会社である株式会社ドクターブリッジで活動し、クリニック向けのホームページ制作に関与している。
【資格】
看護師

キャリアコンサルタント
平井 菜津子
【経歴】
大学卒業後、ウェディングプランナーとして営業職を経験し、24歳からITベンチャー企業の人事部にて採用・教育などの仕事に従事。採用は新卒・中途の営業職から事務職、クリエイティブ職など幅広い職種の母集団形成から面接実施、内定者フォロー、入社手続き等を行い、教育では研修コンテンツ企画、資料作成、講師育成までを実施。人材開発部立ち上げや、社内の人事評価、従業員満足度調査、社員のメンタルケアなども行っていた。それらの経験を経て、さらに専門性を高めるためにキャリアコンサルタントの資格を取得。
現在も今までの経験・知識を活かしつつ、二児の子育てと両立させながら、株式会社Method innovationのグループ会社である株式会社ドクターブリッジにて人事の仕事に従事している。
【資格】
キャリアコンサルタント
アロマテラピー検定1級
プラクティカルフォト検定1級
ファッションビジネス能力検定1級
ファッション販売能力検定1級

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看護師は精神的・肉体的に負荷のかかる仕事である分、一般的な職種よりも年収が高いというイメージがあります。

実際、看護師の給料は他業種に比べて高い傾向にあり、そのイメージはあながち間違いではありません。
しかしながら残業も多い傾向にあるため、実労働時間を考え総合的に判断した場合、一概に全ての看護師職に就いている方の給料が高いとは言えないのも事実です。

この記事では様々な視点から看護師の給料について調べた調査結果をご紹介しています。

その調査結果を踏まえ、看護師という職でどのようにして年収をあげるのか、その方法について解説していきたいと思います。

看護師の平均年収は499万円、
手取りは25~26万円

看護師の平均年収は499万円、手取りは25~26万円

厚生労働省で開示されている「令和3年賃金構造基本統計調査」の情報を元に計算してみると、看護師の平均年収は「4,986,200円」とされています。

賞与の平均額は「854,600円」、平均月給は「344,300円」となりました。
これらの数値は残業代や夜勤手当などの手当類を全て含んだものになります。
また、手取り額は額面の75%〜80%程度であることがほとんどですので、ボーナスを除くとおおよそ25〜26万円程度になる見込みです。

看護師の平均年収を過去5年まで遡って推移を見てみると、実は毎年増加傾向にあるのはご存じでしょうか?
令和2年の看護師の平均年収と比べると67,900円程度増加しており、これから先も増加する見込みです。
この理由については後述で詳しく解説いたします。

時給換算すると約2,500円

職業の年収や給料を時給に換算すると、実際にどのくらい高給なのかをイメージしやすいと思います。
看護師の年収を平均労働時間で時給換算すると約2,483円です。

女性看護師の場合は約2,474円、男性看護師の場合は約2,570円となり、若干ではありますが男性の方が高い傾向にあります。時給約2,500円となると、一般的に募集されているパートやアルバイトに比べて高給な印象です。

やはり専門職である点や資格が必要であること、また人材が限られていることから一般職よりも高い給料になっていると推察されます。

看護師の給料の内訳

給料と一括りに言っても、実際の内訳が気になる方は多いのではないでしょうか。

基本給が低く設定されていればボーナスの額はその分少なくなりますし、時間外労働が多く残業代の割合が高ければそれだけ激務に繋がる可能性も高くなります。

こちらでは看護師の給料の内訳について詳しく解説していきます。
主に以下の4つが看護師の給料のおおまかな内訳です。

この他に家族手当や通勤手当、家族手当など勤務先によって決められた手当が含まれることがあります。

①基本給

①基本給

看護師の基本給は2021年日本看護協会のデータによると、
新卒看護師の場合
大卒:209,990円
専門卒:203,445円
となっています。

一般的な職業における大卒と専門卒では「令和元年 賃金構造基本調査」によると2〜3万円の差があることが分かっています。

これを踏まえて考えると看護師という職業においては、大卒と専門卒による初任給の差はそれほど大きくありません。また昇給があり、毎年約4,000円給与が増えます。

例えば勤続が10年目で非管理職の看護師である場合は、基本給が約24.8万円程度になると予想されます。
勤続中に管理職へ昇進する場合は、基本給の大幅な昇給が見込まれるケースもあるでしょう。

②ボーナス

厚生労働省の令和3年のデータから、看護師のボーナスについて年齢と男女別で表にまとめたものが下記になります。

年齢 女性 男性
20~24歳 45.1万円 38.6万円
25~29歳 74.6万円 76.4万円
30~34歳 76.9万円 90.4万円
35~39歳 86.1万円 95.6万円
40~44歳 96.2万円 110.8万円
45~49歳 97.7万円 105.0万円
50~54歳 102.8万円 103.2万円
55~59歳 107.0万円 129.2万円
60~64歳 72.5万円 106.3万円
65~69歳 50.6万円 55.1万円

一覧にしてみると男性看護師の方が高く見えます。
しかし勤務する職場や勤続年数、経験等によってボーナスの額は異なりますので実際の数値で考えると男女に大きなボーナスの差はない場合がほとんどです。
※一覧のボーナス額は夏季・冬季を合わせた数値になります。

③夜勤手当

③夜勤手当

看護師には夜勤手当というものがあり、下記は日本看護協会が2021年に発表したデータをまとめた表になります。

3交代 2交代
平均手当額 4,154円(準夜勤) 5,122円(深夜勤) 11,286円
平均回数 7.7回 4.7回
平均手当額×回数 35,713円 53,044円

※深夜勤と準夜勤を足して均等に割った数を3交代の平均夜勤回数としています。

看護師が貰う給料内容の約3.5万円〜5万円は夜勤手当であることがこの表から算出されます。
これを年収に置き換えると、年収のうち約42万円〜60万円程度が夜勤手当によるものであることが分かります。
給与のうち夜勤手当が占める割合は決して少なくありません。

看護師の年収や給料は身体的・精神的に負荷が掛かりやすいとされている夜勤に従事する必要があることで、一般的な職種に比べて高く設定されていることが分かります。

④残業代(時間外手当)

一般的な時給単価の計算式は下記のとおりです。

計算式:(基本給(加給含む)+諸手当)÷1ヶ月の労働時間

残業には様々な種類があり代表的な例としては「普通残業」「休日残業」「深夜残業」「休日深夜残業」などがあります。
残業の種類によって残業時に掛ける係数が異なりますが、残業代は時給の25%増した額になるのが基本です。
自身の時給が前の項目で解説した平均の2,500円だとすると残業代は3,125円となります。
また日本看護協会の発表によると看護師の平均残業時間は月に17.4時間程度となっています。

岸田内閣の賃上げ政策で看護師の
給料が上がっている?

看護師の給料について調べている人は、岸田内閣の賃上げ政策について見聞きしたことがあるかもしれません。
この賃上げ政策の対象には看護師も含まれており、職務の内容や役職によって内容は異なります。
さらに正規雇用、非正規雇用に関わらず対象となっていることも特徴です。

2022年度2月から「看護職員等処遇改善事業」が施行

岸田内閣の賃上げ政策で看護師の給料に影響を与えたのは2022年2月から施行された「看護職員等処遇改善事業」です。
まず政府は2022年2月〜9月にかけて看護師の給料の約1%にあたる「月額4,000円」の賃金引き上げを一時的な補助金を使用する形で行いました。

ただこの制度はコロナ医療の役割を担う病院かつ、年間で救急搬送を200件以上受け入れている病院や3次救急病院に勤務している看護師でないと対象にならないという比較的ハードルの高い条件があり、全国で対象になった看護師は3割程度とされていました。
しかし2022年10月から新設された「看護職員処遇改善評価料」によって対象のハードルも下がり多くの看護師の給料アップに繋がりました。

この「看護職員処遇改善評価料」は新しい診療報酬として設置されたもので、病院に延べ入院患者数と勤務している看護職員数を基に計算して点数を決められる仕組みです。
金額としては看護師の給料の約3%とされている「月額12,000円」を継続して引き上げるとしています。

対象となる病院は小児救命救急センター・高度救命救急センター・救命救急センター・救急搬送件数200件以上の救急医療管理加算の届け出病院です。
基準が満たせない場合でも給与アップを行う年度の前年度のうち、100件以上の救急搬送数の実績が連続する6ヵ月間にあった場合は対象病院として認められる様になりました。

対象病院に勤務する准看護師・看護師・助産師・保健師が対象となっており、医療機関によっては看護補助者や理学療法士なども対象になるなど、前回の政策に比べてハードルは格段に低くなりました。
ただし育児休業や産前産後休暇などで休業中の場合は、休業している間対象にはならないため注意が必要です。

参照:厚生労働省「個別改定項目について(看護職員処遇改善評価料の新設)」

項目別で看護師の平均年収を比較

項目別で看護師の平均年収を比較

冒頭でもお伝えした通り看護師の年収は役職や地域、勤務先などによって大きく差が出る場合があります。
こちらでは実際にどの程度給料の差があるのか、その調査結果について項目別にまとめています。
それぞれの項目について詳しく解説していきますので転職の参考にしてみてください。

年代別の看護師の平均年収

下記は年齢別に看護師の年収を令和3年の厚生労働省のデータをまとめた表になります。

年齢 年収
20~24歳 388.4万円
25~29歳 460.1万円
30~34歳 478.6万円
35~39歳 497.9万円
40~44歳 534.8万円
45~49歳 541.0万円
50~54歳 553.9万円
55~59歳 563.3万円
60~64歳 465.8万円
65~69歳 416.2万円

表を見てみると看護師の年収のピークは55歳〜59歳頃であることが分かります。
この年代が年収のピークとなっている理由は、管理職として勤務している方が多くなることや、勤務年数が多く基本給が増えているからだと推察されます。

看護師は年齢別で年収を見ると、年収が最高額に達するまでは特に落ちることなく右肩上がりになるのも特徴です。

男女別の看護師の平均年収

下記の表は看護師の年収を男女別で計算し比較した数値をまとめたものになります。

項目 女性看護師 男性看護師
平均年齢 41.5歳 38.8歳
平均年収 490.0万円 505.9万円
平均月給 ※手当等を除いた給料 30.7万円 31.8万円
平均月収 33.7万円 34.9万円
平均ボーナス ※夏季+冬季 85.6万円 86.7万円

表を見てみると年収は16万円程度、男性看護師の方が高くなっていることが分かります。

他業種でも同じ様な現象が起こりますが、最もこの理由として当てはまるのが出産や子育てによる影響です。
女性看護師は、出産はもちろん、子育てによって働く時間などの制限を受けやすい傾向にあります。

近年では男性も育児休業を取りやすくなったとはいえ、まだまだその浸透は途上であると言わざるを得ません。
逆に男性看護師の場合は世帯主であることが多いため、家族手当等が付くことも多く、その影響から年収が高くなりやすいと言えるでしょう。

役職別の看護師の平均年収

看護師にも役職があります。以下の表は看護師の平均年収を役職別にまとめたものになります。

看護師の役職 平均年収
看護副師長 約620万円
看護師長 約740万円
看護副部長 約800万円
看護部長 約930万円

務める職場の規模によって役職の数や名前が異なることがありますが、いずれにせよ大抵の場合が管理職であることに変わりありません。規模の大きい職場で看護部長クラスになれば平均年収で1,000万円に近い給料を貰える様になります。

もちろん管理職に昇進するためには専門的な資格の取得や長時間の勤務などが必要になってきますが、高年収を目指すなら頑張りたいところです。
また転職で管理職に空のある職場を選ぶことも一つの方法と言えるでしょう。

都道府県別の看護師の平均年収

都道府県別の看護師の平均年収

以下は令和2年の厚生労働省のデータから看護師の平均年収を都道府県別にまとめたものになります。

都道府県 平均年収 順位
青森 540.5万円 1位
岐阜 530.4万円 2位
神奈川 521.8万円 3位
東京 519.1万円 4位
埼玉 516.0万円 5位
秋田 515.4万円 6位
富山 515.3万円 7位
静岡 513.9万円 8位
石川 513.3万円 9位
愛知 510.4万円 10位
京都 506.8万円 11位
福井 504.6万円 12位
茨城 504.5万円 13位
徳島 504.3万円 14位
奈良 504.2万円 15位
山梨 501.9万円 16位
兵庫 501.2万円 17位
大阪 498.4万円 18位
鳥取 496.7万円 19位
栃木 496.6万円 20位
千葉 496.5万円 21位
和歌山 495.6万円 22位
宮城 495.5万円 23位
滋賀 495.3万円 24位
広島 493.6万円 25位
山口 492.0万円 26位
新潟 490.1万円 27位
北海道 485.5万円 28位
長崎 482.3万円 29位
島根 476.4万円 30位
長野 476.2万円 31位
三重 473.8万円 32位
香川 468.1万円 33位
岩手 466.6万円 34位
福岡 463.3万円 35位
山形 460.0万円 36位
岡山 458.7万円 37位
福島 457.1万円 38位
宮崎 454.9万円 39位
沖縄 453.8万円 40位
佐賀 451.1万円 41位
群馬 445.6万円 42位
愛媛 444.3万円 43位
鹿児島 444.0万円 44位
高知 440.7万円 45位
熊本 424.4万円 46位
大分 405.0万円 47位

給料が安いと感じる原因は特に地域差が関係している

表を見ると分かる通り、平均年収の差は最大135.5万円程度となっていてかなり大きな差と言えます。
沖縄・九州・四国の看護師の平均年収は低い傾向にあり、逆に首都圏や関西圏等の都市部では平均年収が高くなる傾向です。

地域によって給料に差が出てしまう代表的な理由は「看護師の人材不足が深刻化しており、募集のために高い給料設定を行っている」「地域の相場に合わせて給料の設定を行っている」の二つだと推察されます。

高い年収を目指すのであれば就職する地域も考慮すると良いかもしれません。
ただ、似たような調査は他にも様々な機関で行われていますが、今回1位だった青森県は令和元年の賃金構造基本統計調査で43位という調査結果もあります。

調査数値はあくまでも目安であり絶対的な数値ではありませんので、内容は参考程度にしましょう。

規模別の看護師の平均年収

下記は令和3年の厚生労働省の開示データから、看護師の平均年収や労働時間、年齢を職場の規模別にまとめたものになります。

労働者数 1000人~ 100~999人 10~99人 平均
月の労働時間 158時間 158時間 162時間 158時間
月の残業時間 8時間 5時間 5時間 6時間
支給額 約36.7万円 約33.6万円 約31.4万円 約34.4万円
年間賞与 約101.2万円 約80.0万円 約63.2万円 約85.5万円
年収 約541万円 約483万円 約440万円 約499万円
平均勤続年数 9.4年 9.4年 8.2年 9.2年
年齢 36.9歳 43.0歳 46.1歳 41.2歳

就業先の規模が全てそのまま年収に影響するとは限りません。
しかし表から分かる通り就業先の規模が大きい程、看護師の平均年収や賞与は高くなる傾向があります。この部分は一般企業と同じと言えますね。

平均年収で見てみると職場規模10〜99人のところが約440万円であるのに対し、1000超のところは約541万円となっており、約101万円の差があります。また、労働時間は規模が変わっても変化がない反面、残業に関しては大規模な職場の方が3時間程の差があることが分かります。

つまり職場の規模が大きくなれば、その分救急の対応が増えるなど身体的な負担が大きくなる可能性があると推察できるのです。
育児や家事と仕事の両立を考えると規模の大きな職場での勤務は難しいかもしれません。

職場別の看護師の平均年収

下記は職場別に看護師の年収の平均をまとめたものになります。

職場 年収平均
大型総合病院 約470万円
大学病院 約490万円
救急救命病棟(ER) 約540万円
介護施設 約375万円
クリニック 約390万円

表から分かるのは規模の大きさや対応可能な患者様の幅の広い職場ほど年収が高くなる傾向にあることです。
特に総合病院や救急救命病棟などは規模が大きく、また救急の対応が多いので看護師の給料は比較的高く設定されています。

次の見出しからは代表的な職場を下記のとおり解説していきます。

病院

病院

病院の規模が大きくなるにつれ仕事量が増える傾向にあります。
大規模な病院の場合、複数の診療科が併設されている場合が多く、先進医療・救急医療などの知識が必要とされます。

スキル・知識を補うための勉強会やミーティングが行われることも多くなり残業が増える他、勤務時間外にはカンファレンスや事務作業もあることで勤務時間が延びることも少なくありません。

また重症の患者様が大きい病院では多い傾向にあり、患者様への手助けが必要な場面が多くなることや、仕事量が増える分それに比例して勤務時間も伸びるため、看護師の心身の負担が大きくなりやすい特徴があります。

介護施設

介護施設

病院での勤務と比べて、看護師による医療行為が少なくなるのが介護施設の特徴です。
基本的には日常生活の手助けがメインの業務となりますが、主な通常業務は介護職員が行うので看護師による介護はほとんどありません。

介護施設での看護師の業務には簡単な医療処置や投薬、健康観察などがあります。
患者様となる介護施設の利用者の中には寝たきりの方や認知症の方もいらっしゃるため、一般的な医療施設に比べて対応が難しいと感じる看護師も多い様です。また介護施設には医師が常駐しているケースは少なく、ほとんどの医療行為は看護師が行うことになります。

その際の判断や行動は完全に看護師任せになるため、大きな責任やプレッシャーを感じる場面も多いです。その他、地域密着型の介護施設などではイベントや催し物が開催されることもあり、その際には企画や運営に携わる必要性も出てきます。
通常業務とは関係のない部分で働く必要があるのも、介護施設の特徴の一つと言えるでしょう。

クリニック

クリニック

病院と比べると年収が低い傾向にある分、仕事内容の負担が少なくなるのがクリニックの特徴です。
入院の設備を整えているクリニックは少なく、入院患者がいないため必然的に夜勤のない職場が多くなります。

大規模の病院と比較すると診療科の数も少なく、掛け持ちで担当する必要がないため精神的な負担も少ないです。また医師が常駐している外来診療のみのクリニックも多く、その場合は診察補助が主な仕事になりますので、大きな責任を伴う業務において自分だけに判断を委ねられることはまずありません。

身体的にも精神的にも安定して働けることから家事や子育てと両立して働きやすい職場と言えるでしょう。

看護師の生涯年収は約1.9億円

看護師の生涯年収は約1.9億円

厚生労働省から発表されている「令和3年賃金構造基本統計調査」によると、看護師の生涯年収は約1.9億円とされています。
これは22歳〜59歳までの年齢で算出しており、定年まで働いている場合や専門学校から看護師の仕事をしているケースを含んでいないため実際にはもう少し高い金額になる可能性もあります。

男女別に見てみると

  • 女性看護師:約1億8,790万円
  • 男性看護師:約1億9,966万円

となっており、男性看護師の方が生涯年収は約1,200万円多い結果となっています。

これは前述した理由と同じく、出産や子育てによって職場や働き方を変える女性看護師が多いことや、世帯主となっている男性看護師が家族手当等を支給されていることが要因となっていると推察できます。

昨今は男性の育児休業の取得率等が増加傾向にあるため、今後の調査では結果が変わってくる可能性も大きいです。

新卒看護師の初任給は?

新卒看護師の初任給は平均260,000円〜270,000円であると日本看護協会の「2021年病院看護・外来看護実態調査」から発表されています。

一般的企業の新卒初任給は平均200,000円~220,000円とされており、看護師の初任給に比べて最大70,000円程度の差があります。一般的に看護師の初任給は高い部類に入ると言えるでしょう。また、大卒か専門卒かによって新卒看護師の初任給にも差が出るとされており、大卒の方が基本給で平均6,500円程度、給与総額で平均8,200円程度多いという調査結果もあります。

年収で考えると9.8万円の差ではありますが、給料では大卒と専門卒では大差はないことが分かります。

看護師の年収は他の職業と比べると高い?

国家資格を必要とする他の職業に比べて平均年収は少なめと言われることが多い看護職ですが、実際の数値はどれほどか知りたい方も多いのではないでしょうか?

そこでこちらでは下記の内容をご紹介します。

他業種と比べてどの程度の年収なのか、転職の際の参考にして頂けると幸いです。

他業種との平均年収比較

下記は厚生労働省の「令和3年賃金構造基本統計調査」から算出した平均年収を職業別にまとめた表になります。

順位 職種 年収 月給 賞与
1 医師 約1,378万円 約105万円 約118万円
2 航空機操縦士 約1,072万円 約82万円 約91万円
3 大学教授(高専含む) 約1,072万円 約66万円 約285万円
4 法務従事者 約945万円 約64万円 約174万円
5 大学准教授(高専含む) 約856万円 約53万円 約215万円
6 歯科医師 約787万円 約58万円 約86万円
7 システムコンサルタント 設計者 約734万円 約45万円 約196万円
8 研究者 約714万円 約45万円 約170万円
9 小・中学校教員 約699万円 約44万円 約165万円
10 著述家・記者・編集者 約696万円 約46万円 約144万円
11 高等学校教員 約693万円 約44万円 約171万円
12 公認会計士・税理士 約659万円 約45万円 約120万円
13 音楽家・舞台芸術家 約647万円 約43万円 約135万円
14 獣医師 約592万円 約43万円 約82万円
15 薬剤師 約581万円 約40万円 約96万円
16 診療放射線技師 約547万円 約37万円 約100万円
17 看護師 約499万円 約34万円 約85万円
18 臨床検査技師 約496万円 約34万円 約91万円
19 総合事務員 約494万円 約33万円 約103万円
20 美術家・写真家 映像撮影者 約487万円 約34万円 約79万円
21 デザイナー 約479万円 約34万円 約75万円
22 大工 約406万円 約31万円 約30万円
23 幼稚園教員・保育教諭 約387万円 約26万円 約79万円
24 保育士 約382万円 約26万円 約74万円
25 販売店員 約355万円 約26万円 約44万円
26 農林漁業従事者 約344万円 約26万円 約35万円
27 警備員 約338万円 約25万円 約34万円
28 飲食物調理従事者 約333万円 約25万円 約30万円
29 理容・美容師 約324万円 約27万円 約6万円
30 タクシー運転者 約280万円 約23万円 約10万円

医療関係の職種を抽出してみると看護師は年収6番目となり、一つ順位が上の診療放射線技師との差は48万円です。
また同じく医療関係である臨床検査技師と比較するとほぼ同額であることが分かります。

医療・福祉関連の職種別年収ランキング

下記は厚生労働省の「令和3年賃金構造基本統計調査」から算出した福祉職・医療職の年収を職業別にまとめた表になります。

順位 職種 年収 月給 賞与
1 医師 約1,378万円 約105万円 約118万円
2 歯科医師 約787万円 約58万円 約86万円
3 獣医師 約592万円 約43万円 約82万円
4 薬剤師 約581万円 約40万円 約96万円
5 助産師 約554万円 約39万円 約89万円
6 診療放射線技師 約547万円 約37万円 約100万円
7 看護師 約499万円 約34万円 約85万円
8 臨床検査技師 約496万円 約34万円 約91万円
9 保健師 約481万円 約32万円 約92万円
10 理学療法士・作業療法士言語聴覚士・視能訓練士 約427万円 約30万円 約71万円
11 その他の保健医療従事者 約423万円 約30万円 約64万円
12 介護支援専門員
(ケアマネージャー)
約410万円 約29万円 約65万円
13 准看護師 約407万円 約29万円 約63万円
14 歯科衛生士 約387万円 約28万円 約52万円
15 保育士 約382万円 約26万円 約74万円
16 栄養士 約368万円 約26万円 約61万円
17 介護職員(医療・福祉施設等) 約353万円 約25万円 約52万円
18 看護助手 約304万円 約22万円 約45万円

福祉職・医療職の平均年収ランキングの中で看護師は7位であり、高い水準であることが分かります。
福祉職・医療職としては好待遇であると言えるでしょう。

看護師の給料が安い…
今働いている職場で年収・給料を
上げることは可能?

看護師の給料が安い…今働いている職場で年収・給料を上げることは可能?

現在の給料が安いと感じている看護師は決して少なくありません。
前述したように働いている職場環境や働き方によって看護師の年収、給料は大きく変わってきます。

漠然と働いていては給料が上がるまで長い年月が必要になります。
収入を増加させるには自分から動いて行動することが大切です。

看護師として仕事を続けながら今よりも年収・給料を上げるための方法を下記にまとめてみましたので、ぜひ参考にしてみてください。

管理職に昇進する

看護師が安定して年収・給料を上げたいなら管理職を目指すことが最も良い選択と言えます。

看護師にも管理職が存在しており、職場の規模やルールによって変わりますが看護部長、看護師長、主任看護師などの役職が代表的です。管理職として昇進することができれば基本給の大幅な昇給や役職手当によって年収・給料を引き上げることが可能になります。

管理職のポジションに就くと、現場で実際に手を動かして仕事をする機会は減るケースがほとんどです。その代わりに他の看護師の管理や職場環境の改善、業務の効率化のための仕事が増える傾向にあります。
規模の大きい職場になると昇進試験があったり、管理職としての資格や研修が必要になることも多いです。

スキルアップ・キャリアアップを行うことで年収・給料アップの実現が可能になります。

夜勤の頻度を増やす

看護師の給料の内訳でも述べましたが、夜勤を行うことで得られる「夜勤手当」は看護師の給料において大きなウエイトを占めています。つまり夜勤の回数を増やすことはそのまま自身の給料アップに繋がるということです。

夜勤は身体的に負荷の掛かりやすい働き方なので無理は禁物ですが、日本看護協会の調査では二交代制の夜勤1回で平均10,000円程度、三交代制の夜勤1回で4,000円~5,000円程度の手当が付くとされています。

職場でしっかりと相談した上で無理なく勤められる程度に夜勤の回数を増やせば、比較的早い段階で自身の年収・給料をアップさせることが可能です。

看護系の資格を取得する

認定看護師・専門看護師などの資格は看護師の年収アップに繋がる可能性がある資格です。どちらの資格も看護師としての経験や専門知識が必要になり、難易度は高いものになります。

キャリアアップと給料を増やす、その両立を目指すための目標としてはお勧めの資格です。また、看護師としてではなく別の業種で年収アップを目指すなら保健師・助産師の資格も人気です。
どちらの資格も看護師資格を有していることが受験の条件となります。

転職する職場や働き方にもよりますが、看護師よりも給料を上げられる可能性があります。

他の医療施設に転職する

今働いている職場から転職することは年収、給料のアップを目指すなら良い選択かもしれません。
現在の職場で資格の取得をしたり、管理職に就くことで年収を上げられる可能性はありますが、それらは時間やコストが掛かるというデメリットもあります。また現在の職場で管理職に就けたとしても労働時間が極端に増えたり、仕事の負担が増大してしまう場合、身体的・精神的に負担が重なってしまう可能性も否めません。

給料が増えても仕事環境が悪くなってしまえば、体調を崩してしばらく療養が必要になるなど、トータルで見た時にマイナスな面が大きくなるのでは本末転倒です。
これに対して転職を考える場合、現在の職場の条件と転職先の条件を比べることができるため、確実に収入アップや仕事環境の改善に繋がります。

出来る限り早めに給料を上げたいと考えている方にとっては一番の近道と言えるでしょう。

看護師が転職する際にお勧めの職場

看護師の仕事を続けながら年収・給料アップを目指すためには資格取得のために勉強したり、働き方を変えたり、管理職を目指すという方法の他にも、転職という選択があります。

現在の昇給が見込みにくい職場で給料を上げることを考えるよりも、転職する方が確実に収入の増加が見込めるケースも少なくありません。

  • こちらでは看護師が他の職場への転職を考えた際にどのようなところを選ぶべきなのか、そのお勧めの情報をまとめています。

経験年数を給料に反映してくれる

経験年数を給料に反映してくれる

看護師の給与は、経験年数がある程度長くなっても比較的大きく変化のないことが前述のデータから分かっています。
しかし経験が10年以上の看護師と新卒の看護師とでは、その専門性や業務範囲に差があることは明らかです。

この様な看護師の習熟度を適切に評価するために「経験加算制度」と呼ばれる評価制度を導入している職場が増えています。
経験加算制度を採用している職場では、看護師が所持している資格や実務可能な業務範囲、専門知識の幅が広がれば広がるほど、給料アップが期待できる体制になっています。

転職で他の仕事を探す際は、上記の様に看護師としての能力を十分に評価し、報酬という形で価値を示してくれる職場を探すことをお勧めします。

規模が大きい病院

一般的に病床数や救急搬送の多い大きな医療センターは、小規模なクリニックや個人開業の医院よりも看護師の年収・給料が高くなります。
その理由としては、大規模な病院ほど人事評価制度がしっかりしていることや手当の金額が中小規模な医院よりも大きいからです。
また働く医師・看護師の数が多くなる分、管理職としてのポストも数多くあり、昇進のチャンスが多いことも年収アップに繋がりやすい理由と言えます。

管理職に就くチャンスが増えることでキャリアアップもしやすくなり、結果的に自身の給料アップに直結する職場となるでしょう。

夜勤手当を高く設定している

看護師の給料の内訳を前述で解説しましたが、夜勤手当は給料の内訳でも大きな割合を占めています。
他の手当に関しても同じことが言えますが、夜勤手当の額は職場によって決められており、職場が変われば金額も変わります。

前述しましたが平均的な夜勤手当の金額は3交代制で4,500円〜5,500円、2交代制で10,000円程度です。
転職を考える際には転職先の職場の夜勤手当が、平均と比較してどうなのかをしっかり確認しておく必要があります。

夜勤手当の金額が高い職場を選べば、給料はその分アップしやすくなるのは明らかです。

美容クリニックや美容外科

美容クリニックや美容外科

自由診療である美容クリニックや美容外科は一般的な病院と料金体系が異なり、収益が大幅に違います。
そのため美容クリニック・美容外科に勤務する美容看護師の年収・給料はかなり高い水準にある場合が多いです。

個人成績の制度もありプレッシャーを感じる部分もありますが、その分インセンティブ(歩合給)が設定されていることが多く、自分自身の頑張りがしっかりと給料に反映されるのも特徴です。

一般的な病院に勤務することに大きくこだわりがある場合は難しいかもしれませんが、看護師としての仕事を続けながら年収・給料のアップを目指すならお勧めの職場と言えます。

高度な医療技術が求められる

高度な医療技術が求められる集中治療室や救命救急などの職場で勤務する場合は、比較的収入が高くなりやすいです。

規模の大きな病院で募集が掛けられている場合が多く、前述したように管理職のポストに空きがあって昇進のチャンスが多い点や、手当の金額が高く設定されていることも給料が高くなる理由の一つです。

特に集中治療室や救命救急では、特殊業務手当や危険手当といった特別な手当が付くケースもあり、そうした手当の豊富さが看護師の年収・給料アップに繋がっています。

転職前に確認しておくべき
4つのポイント

転職前に確認しておくべき4つのポイント

転職を決意しても様々な不安から一歩を踏み出せないという方は少なくありません。
現在の職場の環境に満足しておらず転職はしたいと考えているものの
「転職先選びに失敗したらどうしよう」
「今の職場よりも環境が良くなかったら困る」
などの理由から、なかなか行動に移せないということもあると思います。

こちらでは転職先を失敗しないために、転職前に確認しておくべき4つのポイントについてまとめています。

基本給

基本給は転職において最も重要な指標の1つです。
転職後の給料の大きな部分を占めるため、適切な年収・給料を得るためには必ず確認する必要があります。
自分の働いている職場や様々な転職先の基本給と比較することで、自己評価を行うことができるからです。

また将来的にキャリアアップし年収・給料を上げるためには、基本給が重要な要素となります。
基本給が低かった場合、将来的に給与アップが難しくなる可能性があるため、転職する際にはその水準を確認する必要があると言えるでしょう。

注意しなければならない点は、基本給が比較的高い職場ではその分仕事量や求められるスキルが多くなる傾向にあることです。
とにかく基本給が高い職場を基準に選んでしまうと、自分のライフスタイルに合わない可能性もあります。

実際の給料や年収は基本給だけでなく、残業代や手当などの福利厚生も含まれますので、基本給のみに捕らわれないことが大切です。

仕事のやりがい

看護師は患者様の健康を守るために様々なサポートを提供しています。
患者様の回復を見守り、健康状態の改善に繋げることで患者様の健康を支える仕事です。
また継続的にコミュニケーションを取ることで信頼関係を築き、患者様に適したケアを提供することで、治療後、回復後に感謝されることも多々あります。

こうした看護師という仕事自体にやりがいを感じている方は比較的多いですが、職場の環境が悪い場合は忙しさのせいでやりがいを感じにくくなり、仕事に対して前向きな姿勢でいられなくなるケースも少なくありません。
やりがいを見失った状態では年収・給料アップを考えるどころか、仕事自体が億劫になってしまい、継続して勤務することすらままならなくなることもあります。

自分自身がやりがいを感じながら仕事ができそうな環境なのかを見極めるには、面接や職場訪問の際に、実際に働いている看護師の姿をよく観察することが重要です。

職場の人間関係

看護師だけでなくほとんどの職業に当てはまることですが、職場の人間関係は仕事を行う上で非常に重要な要素です。
職場で信頼関係や協力関係が構築されている場合、仕事がうまくいった際にはその成果を共有し、お互いに励まし合うことができます。

また仕事のプレッシャーやストレス、役割を分担し合えるため心身ともに健康でいられることも多いです。
人間関係の良い職場では仕事のモチベーションが上がりやすいのもメリットと言えます。
転職を考えている方の理由の多くに「人間関係の悩み」が挙げられますが、これは職場が変わっても必ず改善されるという保障はありません。

求人の内容を見ても実際の人間関係は分かりにくく、面接や職場見学の際に確認する必要があります。
実際の人間関係が気になる場合は転職サイトを活用して、その職場の内部事情を知るアドバイザーなどから情報を聞き取りすることもできるので、ぜひ活用しましょう。

通勤がしやすいか

多くの方が意外と見落としがちなのが通勤のしやすさです。
転職先へスムーズに通勤ができると通勤によるストレスが少なくなり、仕事への集中力や生産性が向上する可能性が非常に高くなります。

また通勤時間を短くしたり、交通手段が便利な職場を選ぶことで、自分の時間を確保しやすくなりプライベートやキャリアアップのための勉強の時間を増やすことができるのです。
逆に長時間の通勤や不便な交通手段を利用して通勤をしていると、健康被害や精神的ストレスなどの影響を受けることもある他、プライベートの時間が取れないことや通勤のためのコストが掛かるなど仕事以外でのデメリットが多く生じます。

特に家事や子育てと両立しようと考えているなら、子供を預ける保育園等からどのようにして通えるのか、そのルートをしっかりイメージすることも大切です。
通勤のしやすいかどうかは日々のことなので、可能な限り考慮するべき項目であると言えるでしょう。

転職するなら転職サイトの
活用がお勧め

転職するなら転職サイトの活用がお勧め

看護師が転職を考える際には求人情報誌を見たり、求人募集を出している病院に直接連絡したり、ハローワークを利用するなど様々な方法がありますが、その中でもお勧めなのは転職サイトの活用です。

こちらでは転職サイトを利用するメリットについてまとめています。

様々なサポートを受けられるので効率的に転職活動ができる

転職サイトにはキャリアコンサルタントが在籍しており、転職に関するアドバイスや求人情報の紹介などのサポートを行っています。
自分自身では見つけにくかった求人情報や、業界の情報、転職先の内部事情なども教えてくれるため転職の際には非常に役立つことが多いです。

またその他にも面接の対策や面接書類の添削のサポートがあります。
転職の際には再び面接などがあるため、自分一人では不安に感じてしまうこともあると思いますが、転職サポートによって自信を持って転職に臨むことが可能です。
この様な手厚いサポートは転職サイト以外ではなかなか受けられません。

参考記事:【看護師向け】
おすすめの転職サイト
人気ランキング20選を比較|
選び方や口コミも紹介の記事はこちら

希望の条件に絞って探せる

転職サイトでは職種や業界、年収や勤務地、雇用形態などの様々な条件で求人情報を探すことが可能です。
自分の希望に合った条件で求人情報を通知してくれる機能もあるため、自分にとって都合の良い求人情報を見つけやすくなっています。

自分一人では仕事を見つけにくい場合でも、前述した様なキャリアコンサルタントや専門のアドバイザーが転職先に求める希望の条件をヒアリングし、自分に合う求人を紹介してくれるのも魅力です。

またアドバイザーやキャリアコンサルタントを通して希望の職場に給与や手当などの労働に関する条件を交渉することもできます。

参考記事:【看護師向け】
おすすめの転職サイト
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選び方や口コミも紹介の記事はこちら

まとめ

看護師が年収、給料をアップさせる方法について、お話しました。下記ポイントを抑えて、年収、給料をアップを目指してみてください。

  • 夜勤を増やす
  • 新たに資格を取得して手当を増やす
  • 管理職を目指す
  • 他業種へ転職する
  • 条件の良い職場へ転職する

看護師の年収、給料は一般職と比べると平均的な額となっており高年収を目指すなら、より条件の良い職場へ転職することが年収アップへの近道です。
また自分のライフスタイルに合わせて大きい病院や小規模なクリニックなどを選べる点は、看護師ならではの選択幅と言えます。

仕事に求めるやりがいや生活に合わせた職場を選択することで、より生活のクオリティを上げることができるでしょう。
今回の記事が看護師である皆さんの年収、給料アップの参考になれば幸いです。

年収アップを目指す看護師におすすめの転職サイト

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参考文献

令和2年賃金構造基本統計調査
https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2020/index.html

令和3年賃金構造基本統計調査
https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2021/index.html

2021年日本看護協会「2020年病院看護実態調査報告書」
https://www.nurse.or.jp/home/publication/pdf/research/96.pdf

2021年 病院看護・外来看護実態調査
https://www.nurse.or.jp/home/publication/pdf/research/97.pdf

厚生労働省「個別改定項目について(看護職員処遇改善評価料の新設)」
https://www.mhlw.go.jp/content/12404000/000975080.pdf

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