看護師が派遣会社を選ぶ
ポイントや注意点を
徹底解説!おすすめの
ランキングTOP3も紹介!

投稿日: 2023.10.30 | 最終更新日: 2024.02.13

看護師が派遣会社を選ぶときのポイントは?派遣会社で働くメリット・デメリット、注意点について徹底解説!おすすめの派遣会社ランキングTOP3もご紹介!

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さらに参考記事:【看護師向け】おすすめの転職サイト人気ランキング20選を比較|選び方や口コミも紹介の記事もぜひご覧ください!

看護師として派遣会社で働きたいと考えている方は珍しくありません。

しかし、看護師の仕事を取り扱っている派遣会社は非常に多く、どの派遣会社を選べばいいのか迷っている方も多いです。

自分に合った働き方ができるのか、待遇はどうなっているかなど、派遣会社を選ぶポイントなどが分からない状態では、本当に良い派遣会社に巡り合うことはできません。

本記事では看護師が派遣会社を選ぶ際に抑えておきたいポイントや、注意点、実際に派遣会社に登録してから働くまでの流れなどを徹底的に解説しております。

また、看護師が派遣会社で働く際のよくある質問などもまとめておりますので、派遣会社で働いてみたい方は派遣会社登録の参考にして頂ければ幸いです。

看護師派遣で押さえておくべき
ポイント

看護師派遣で押さえておくべきポイント看護師が派遣会社で働こうと考えた際に基本となる押さえておくべきポイントがいくつかあります。

この見出しでは正社員の看護師との違いや派遣のシステムなど、看護師の派遣会社の基本となる情報をご紹介します。

正社員看護師と派遣看護師の違い

正社員の看護師は就業している企業に雇用されているのに対し、派遣看護師は派遣会社に雇用され、そこから勤務先となる企業に派遣されます。

下記は看護師が正社員として働いている場合と、派遣会社から派遣されている場合の主な違いをまとめた表になります。

正社員 派遣会社
雇用期間 基本的に定め無し 同じ派遣先は原則3年まで
雇用元 就業している医療施設・企業 派遣会社
給与形態 就業している医療施設・企業が支払う 派遣会社が支払う
福利厚生 福利厚生は就業先のものが適用 福利厚生は派遣会社のものが適用

正社員として働く看護師と派遣会社では雇用元が違うため、給与の支払い形態や福利厚生などのシステムが異なります。

特に大きく異なる点が雇用期間の項目です。

正社員の看護師には特に雇用期間の定めはありませんが、派遣会社で働く場合は同一の派遣先には原則3年までしか就業することができません。

参照:平成27年労働者派遣法の改正について

派遣の3つのシステム

派遣看護師として働く場合、派遣会社によってシステムが異なります。

大きく分けて3つのシステムがあり、それぞれ働き方が異なるのが特徴です。

看護師として派遣会社で働くことを考えているなら、まずは派遣のシステムについて理解を深めておく必要があるでしょう。

登録型派遣

一般的な派遣システムで「派遣」とだけ呼称される際は、多くの場合この登録型派遣のことを表しています。

登録型派遣は登録先、会社の所属、給与の支払い元、福利厚生の適用の全てが派遣会社となるのが特徴です。

職場は派遣先となる医療施設や福祉機関であり、仕事の指示などもそれに準じます。
前述した通り、同一の派遣先では原則3年までしか働くことができないため、長期的なキャリアを目的としている場合は注意が必要です。

一方で、派遣先で働く3年間の間に契約更新が何度も行われるので、職場の雰囲気や人間関係が自分に合っていないと感じた際は、契約更新をせずに契約を終了して新しい派遣先を探すことができるメリットがあります。

また、登録型派遣は派遣の契約が成立している時のみ雇用関係が発生するシステムであるため、仕事が無い期間は雇用扱いにならないため注意が必要です。

常用型派遣

登録型派遣は前述の通り、派遣先との契約が成立している時のみ雇用関係が発生するシステムですが、常用型派遣は仕事が無い期間も派遣会社と派遣社員の間に雇用関係が発生します。

仕事が無い期間も給与が発生するのが特徴であり、登録型派遣よりも安定して給与を貰うことができる点が強みです。
派遣会社によって内容は異なりますが、賞与(ボーナス)を支給している派遣会社も珍しくなく、正社員並みの待遇を受けられるケースもあります。

常用型派遣のシステムを採用している派遣会社は、看護師向けの企業の保有数も多く、様々な職場で働くことができます。
選択肢が広いため、ワークライフバランスを重視した働き方はもちろん、スキルアップやキャリアを積むことを目的とした働き方も可能です。

紹介予定派遣

派遣先となる医療施設や福祉機関で、正社員あるいは契約社員として直接雇用されることを前提に派遣看護師として働くシステムが紹介予定派遣です。

半年程度の期間を派遣看護師として働いた後に、働いた看護師本人と派遣先である医療機関や企業の両者が合意することで派遣契約終了後に正式雇用となります。

派遣先への就職前に一定期間働くことができるインターンシップに近いシステムと言えるでしょう。
実際に半年程度の勤務期間があるため、入職予定の職場がどんな雰囲気なのか、仕事は自分に合っているかなどを確かめられる点は大きなメリットと言えます。

実際に働いてみないと分からない部分も肌で感じることができるので、普通に入職を決めるよりもミスマッチが起きにくく、より慎重に就業先を選ぶことが可能です。また、派遣の求人等に「正社員採用あり」などの文言が表記されていることがありますが、それらは紹介予定派遣による契約でないと、正社員としての雇用を受けることができませんので注意しましょう。

看護師が派遣として働ける職場は限られている

看護師は派遣会社で働くことはできますが、看護師の職業自体は原則派遣として働けない業種の1つとして、厚生労働省から定められています。

派遣看護師として働く場合は、紹介予定派遣、病院などの医療施設以外の施設、産前産後休業・介護休業・育児休業によって休業中の方の代わりとして働くなど、例外的に許可されている範囲で働くことが可能です。

これら以外で派遣看護師として認められている働き方は無いため、紹介先が当てはまらない場合は法律的に問題がある可能性があります。

派遣会社によっては法律に抵触している案件を紹介してくることもあるため、派遣会社を選ぶ際はしっかりと法律を遵守している、優良な会社を見極めることが重要です。

看護師派遣に向いている人は?

看護師派遣に向いている人は?看護師として派遣会社で働くなら「短期間・短時間勤務」「期間限定の勤務」の2つを考えている方が向いていると言えるでしょう。

派遣看護師は契約の内容にもよりますが最短で1ヶ月、最長で3年の期間しか働くことができません。

しかし派遣である分シフトに柔軟性を持たせることができ、自身のライフスタイルに合わせた働き方を実行することができます。

看護師として仕事をしながらも育児を行いたいなど、ワークライフバランスを保った働き方を考えているのであれば、派遣会社に登録する選択は正しいと言えるでしょう。

また、派遣会社に登録を行う際は1社だけに絞らず、複数の派遣会社に登録しておくことで、選べる求人の幅が広がります。

看護師として派遣会社で働く場合は、2~3社程度の派遣会社に登録するようにしましょう。

有給休暇について

派遣会社で看護師として働いている状態でも、有給休暇を取得することは可能です。

有給を取得する場合は「定められている出勤日数の8割以上を満たしていること」「派遣会社に登録してから半年以上派遣先の企業で仕事をしていること」の2つを満たしていれば、6ヶ月で10日の有給休暇を取得することができます。

一般的な企業と同じように有給休暇の取得日数は勤続している年数によって増加するのもポイントです。
派遣会社の場合は初回の6ヶ月目に有給を取得してから1年後の1年6ヶ月目に、11日の有給休暇を取得できます。

契約を途切れさせることなく勤務し続けることで、取得できる有給休暇が増加していきますので、できる限り契約に穴を空けない働き方がおすすめです。

社会保険について

国が定めている法的福利厚生である社会保険ですが、一般的な正社員雇用と派遣社員とで一部条件が異なっています。

健康保険と厚生年金は派遣契約が2ヶ月以上である場合にのみ加入でき、2ヶ月未満の場合は加入できません。
そのため単発・短期間の派遣契約の場合、健康保険と厚生年金は加入不可ですので、労災などの対応に注意が必要です。

一方で雇用保険は一部の単発派遣以外であればどなたでも加入が可能となっています。
また、社会保険とは別に看護師賠償保険には雇用形態・勤務期間関係なく加入が可能であるため、働く上でのトラブルが心配な方は加入を考えてみると良いでしょう。

派遣看護師の給料

派遣看護師の給料この見出しでは看護師として派遣会社で働いた際に貰える給与について、時給・月収・年収の面からそれぞれ解説していきます。

また、正社員看護師と比べた場合、どの程度給与面で異なるのか、その違いについても記載しておりますので、派遣看護師として働きたいと考えている方は参考にしてみてください。

時給

看護師が派遣会社に雇用されて紹介先の職場で働く際は、時給計算であることが多いです。

派遣社員の給与の低迷が社会問題として問われることの多い昨今ですが、派遣看護師の時給は他の仕事に比べて高い傾向にあります。

人口の少ない地方での派遣看護師の平均時給は1,200円~1,600円程度、人口の多い都市部では平均時給が1,500円~2,000円程度です。
都市部と地方では家賃などの生活コストや物価などに差異があるため、時給面でもある程度の差が生まれています。
さらに、人口の多い都市部に所在のある大手の介護施設や医療施設では、時給2,500円を超える待遇で求人を募集しているケースも珍しくありません。

時給ベースで見ると、やはり派遣看護師の給与は高めであると言えるでしょう。

月収

看護師が派遣会社を通じて働いた場合の想定月収を、上記で紹介した時給をベースに都市部・地方で考えてみましょう。

都市部で1日に実働8時間、週5勤務で月に20日間働いたと想定した場合、額面240,000円~400,000円、社会保険料や税金を引いた手取りは約190,000円~310,000円程度であると想定できます。

都市部の時給平均は1,500円~2,500円と幅が広いため一概に高い給与であるとは言えませんが、額面で300,000円以上を貰える職場であるならば、正社員の看護師となんら変わらない月収を稼ぐことができると言えます。

一方で地方の平均時給をベースに月収を考えると、都市部と同一の勤務条件で額面192,000円~256,000円、社会保険料や税金を引いた手取りは約161,000円~213,000円です。都市部と比較すると低い傾向にありますが、その分地方では家賃などの生活コストが低く、物価も比較的安価であるため、独立して生活するには十分な給与が稼げると言えるでしょう。

また、派遣看護師として働く場合はサービス残業がなく、時間外労働についてはしっかりと定められた割増時給で手当がつくのもポイントです。

年収

時給・月収だけを見ると正社員看護師と遜色ない給与を得られる派遣看護師ですが、年収を見ると実は大きな差があります。

この差が生まれている大きな理由が「賞与(ボーナス)」の有無です。
派遣看護師として派遣会社に雇用されている場合、勤務先がボーナス支給のある企業や医療施設であっても、派遣看護師には支払われません。
そのため、正社員看護師と月収がほとんど同じ額であっても、年収に大きく差が生まれるのです。

残業などで月収を多く稼ぐ方も珍しくありませんが、残業に厳しい職場の場合は残業禁止で定時上がりを徹底している場合もあるため、安定しているとは言えません。

正社員看護師との比較

時給面・月収面では正社員看護師と派遣看護師に大きな差はなく、むしろ派遣看護師の方が稼げる場合も多いです。

しかし、年収ベースで見てみると賞与がある分、正社員看護師の方が高い傾向にあります。
賞与は職場となる医療施設や企業によって異なるため一概には言えませんが、平均的に年に2回、合計で月給の2~4ヶ月程度のボーナスが支給されます。

そのため、年間の給与で比較してみると正社員看護師は派遣看護師よりも2~4ヶ月分年収が高くなります。

看護師が派遣会社で働く
6つのメリット

看護師が派遣会社で働く6つのメリットこの見出しでは看護師が派遣会社で働くことで得られるメリットについて、6つ解説していきます。

正社員看護師では難しい働き方や仕事を続けていく上で大切なものなど、自分に合った働き方を見つける参考にしてみてください。

時給が高い

一般で募集されている看護師のアルバイトやパート勤務と比較すると、派遣会社から出稿されている求人は時給が高い傾向にあります。

求人内容や働く地域によって異なりますが、時給面だけで考えると正社員よりも高い給与を得られるケースも珍しくありません。
前の見出しで解説した通り、地方では1,200円~1,600円、都市部では1,500円~2,500円程度の時給が平均となっており、特に都市部では高い時給で働くことが可能です。

高い時給で働けるということは、その分自分の給与に直結するため、派遣看護師の大きなメリットの1つと言えるでしょう。
また、サービス残業がなく、時間外労働時には割増で手当がしっかり付くため、高い時給+残業代で大きく稼ぐこともできるのもメリットです。

自分のライフスタイルを優先でき、子育てと両立できる

看護師が派遣会社を通して働く大きなメリットとして、自分のライフスタイルに合わせた働き方ができ、子育てと仕事を両立できる点があります。

正社員雇用の場合、どうしても常勤で働かなければならず、なかなか時間や出勤頻度などを調整することができません。

特に子育てをしながらだと、子どもが小さいうちはどうしても仕事に穴を空けてしまうことも多く、就業先から求められているような働き方や成果を出すのが難しくなります。派遣看護師として働く場合、上記のような自分のライフスタイルに合わせた働き方が可能です。

派遣看護師として働く場合、派遣会社に自分の要望を伝えていれば、その対応が可能な派遣先企業や医療機関を紹介して貰えます。
週3回だけ・数ヶ月だけ・日勤だけ…など、柔軟に対応してもらえる職場で働くことができるので、ライフワークバランスを保ちながらの仕事が可能です。

職場の人間関係のしがらみが少ない

看護師として派遣会社に登録して働くことで、職場の人間関係のしがらみから解放されるメリットがあります。

派遣先では最長でも3年までしか契約の継続ができない他、職場の雰囲気などが自分に合わないと感じた場合は契約を更新せず、新しい職場を探すことが可能です。

人間関係は仕事を続けていく上でどうしても直面する問題ですが、派遣看護師の場合は雇用先が就業先とは異なるため、心の余裕を持ちながら仕事を行うことができます。

正社員看護師に比べて残業が少ない

正社員雇用で働いている看護師はみなし残業などの関係で残業が多くなりがちですが、派遣看護師の場合は残業が少ない傾向にあります。

残業の頻度はもちろん職場によって異なりますが、前の見出しでも説明が何度かされている通り、派遣看護師は残業によって多くの手当が付くため、就業先企業や医療施設はできるだけ派遣看護師を残業させない方向で経営しているケースが多いです。
また、時間外手当を付けずに残業をさせることは法律で禁止されているので、いわゆるサービス残業をさせる就業先もまずありません。

時間外手当なしの残業を強要された場合は、派遣会社に報告と相談をすることで、残業代の交渉や業務の改善を行なってもらうことができます。

様々な職場を経験できる

看護師が派遣会社を通して働く場合、基本的にどの職場で契約しても最長で3年までと期間が決まっています。

実際に派遣看護師として働いている方も1年~2年程度で契約の更新を止め、別の職場でまた契約を行う方が多いです。
様々な職場や部署で契約をして働くため、正社員雇用で働くよりも多くの経験を積むことができます。様々な職場を経験することは、そのまま自分自身のスキルアップにも繋がる他、看護という仕事の中でもあらゆる分野の知識を学ぶことができる点は、派遣会社で働くメリットの1つと言えるでしょう。

看護の中でも様々な職種に触れて経験を積みたい、幅広く知識を広げ今後の活動に活かしたいなど、看護師としての経験や知識の学びを重視する方にとっては、非常に大きなメリットのある働き方です。

責任の重い業務が少ない

看護師の業務の中には責任が非常に重い仕事も存在します。

そうした責任のある仕事の割り振りは、基本的に勤務先に正社員として雇用されている看護師が優先して抜擢されることが多いです。
医療施設や企業は正社員として雇用している人材の成長を優先するのが一般的であり、人材育成のために責任のある仕事は優先して正社員に割り振ります。そのため、派遣看護師として働いている場合は、こうした責任の重い業務は少なくなる傾向にあり、主に正社員看護師のサポートに回ることが多くなるのです。

看護師として責任の重い仕事はできるだけ避けたいと考えている場合は、派遣会社を通して働くのが良いかもしれません。

看護師が派遣会社で働く
5つのデメリット

看護師が派遣会社で働く5つのデメリット自分のライフスタイルに合わせた働き方ができたり、様々な職場を経験できるなど看護師が派遣会社で働くと得られるメリットは数多くありますが、反対にデメリットも複数存在します。

派遣会社で働くデメリットをあらかじめ知っておくことで、自分に合った働き方をより効率良く見つけることができますので、是非参考にしてみてください。

3年以上は同じ職場で働けない

看護師が派遣会社を通して働く場合、3年以上は同じ職場で働けないというデメリットがあります。

これは厚生労働省が定めている労働者派遣法による規定です。

契約期間が満了すると、次の派遣先となる職場を派遣会社が紹介してくれるものの、やはり正社員雇用と比べると安定感に不安があるのは間違いありません。
同一の職場で長く働きたいという看護師の方にとっては、派遣会社で働くデメリットは大きいと言えます。

派遣先の職場で3年以上働きたいという場合は、その職場からの直接雇用が必要です。
派遣会社・勤務先の企業と相談し、交渉してもらうことで直接雇用に切り替えて貰える可能性があります。

あくまでも自分の希望になるため、必ずその希望が通るわけではありませんが、相談してみる価値はあるでしょう。

参照:平成27年労働者派遣法の改正について

昇給やボーナスなどは期待できない

看護師が派遣会社を通じて働く場合のデメリットとして、昇給やボーナスを期待することが難しい点が挙げられます。

これは、派遣看護師の雇用元が就業先の医療施設や企業ではなく派遣会社となるため、契約を結んだ際に取り決めた時給や福利厚生が適用されるためです。

看護師が派遣会社に登録して就業先と契約を結ぶ場合、ボーナスや昇給は無い契約である場合が多く、勤続年数や業務評価による恩恵を受けにくくなります。
また、福利厚生についても派遣会社のものが適用されるため、就業先に家賃補助や資格取得支援などの待遇があっても利用できないケースが多いです。

契約の条件によっては福利厚生を受けられる場合もありますが、就業前にしっかりと確認するようにしましょう。

このように看護師が派遣会社を通して働く場合、労働時間の柔軟性や契約更新の可否の主導権を握れる分、年収面・福利厚生面では正社員看護師と比べて低待遇の傾向にあるため注意が必要です。

業務内容に制限がある

基本的に派遣看護師は1ヶ月~3年までの期間限定の勤務となります。

そのため、長期的にサポートや治療が必要となる患者に割り振られることが少なく、長期治療を前提とした看護経験を積むことが難しいです。
また、看護自体の難易度が高い患者の場合も派遣看護師より正社員看護師に仕事が割り振られることが多くなります。

これは、責任が重いという点の他にも、スキルアップ・キャリアアップのための経験をできるだけ正規雇用の看護師に積ませたいという、医療施設や企業の経営方針によるものです。看護師としての経験を積み、スキルアップを目指したいという方にとっては適さない働き方になります。

このように業務内容に制限がある点については、看護師が派遣会社を通じて働くデメリットの1つと言えるでしょう。

職場での人間関係が構築しにくい

派遣看護師として働く場合、契約期間が満了あるいは契約更新が終了した時点で新しい職場へ移動となります。

これは、良い人間関係を構築したいという方にとってはデメリットです。

「人間関係の良し悪しを気にしなくても良く、気楽に働ける」という点で見ればメリットになりますが、職場の人間関係を良質なものにしたい場合、働ける期間が限定的である派遣看護師という働き方は適していません。

人間関係に恵まれた環境の職場であっても、契約期間の関係で離れなければならないため「職場の雰囲気が良いところで働き続けたい」と考える方にとって、難しい問題と言えるでしょう。また、職場が変われば人間関係を一から築く必要があるため、コミュニケーション能力に自信がない方にとっても大きなデメリットになりうる点と言えます。

キャリアアップが難しくなる

看護師が派遣会社を通して働く場合、勤務先からは即戦力として扱われることがほとんどです。

そのため、研修や指導などが受けられないことも多く、キャリアアップやスキルアップを目的とする場合は、派遣看護師の働き方は適しません。

前述した通り、キャリアアップによる昇給やボーナスも派遣社員では望めないため、キャリアを築きたい方にとってはデメリットです。
派遣先でのキャリアアップを臨む場合は、契約の更新時に一度派遣会社や勤務先に相談・交渉を行うのが良いでしょう。

よりキャリアを積める環境を希望するのであれば、新しい職場を探すのも1つの手です。また、即戦力として扱われるからこそ、勤務先からの指導や研修をあてにするのではなく、自身で知識やスキルを身につけ、より待遇の良い環境で働ける努力が重要になります。

看護師の派遣会社を選ぶ際の
3つのポイント

看護師の派遣会社を選ぶ際の3つのポイント派遣看護師としてより良い環境で働くことを目指すなら、派遣会社選びはとても重要になります。

この見出しでは派遣会社を選ぶ際にポイントとなる3つのポイントについて解説していきます。

実績があり、サポートが手厚い、口コミの良い派遣会社を選ぶ

派遣会社を選ぶ時は、実績とサポートの内容、そして口コミに注目するようにしましょう。

WEBで調べたり、派遣会社へ問い合わせをすると、その派遣会社がどのような医療機関や企業への紹介を行なっているかなどの実績を確認することができます。

看護業界での派遣の実績が豊富な派遣会社は、業界内でもしっかりとした地位があり、口コミの内容なども充実しているため、しっかりと確認しておきましょう。
また、派遣会社に登録を行うと専属の担当者が付き、派遣会社を通して働く上で様々なサポートを受けることができます。

このサポートの手厚さは派遣会社によって異なるため、できる限り手厚いサポートを受けられる所を選ぶのが良いでしょう。しっかりとサポートをしてくれる派遣会社では、派遣までの手続きだけでなく、求人の紹介数が多かったり、勤務先への交渉・トラブル対応なども迅速に行なってくれます。

仕事の待遇をより良いものにしてくれる他、仕事内容の相談などあらゆる面で役立ち、多くの恩恵を受けられるため、サポートがしっかりした派遣会社を選ぶことは重要なポイントと言えるでしょう。

派遣会社は複数社登録する

派遣会社は複数社登録する派遣会社に看護師として登録する際は、1社だけでなく複数の派遣会社に登録することをおすすめしています。

派遣先としての看護師求人の数は、派遣会社によってそれぞれ異なり、登録した会社が多ければ多いほど求人の紹介数が増えて選択肢が広がり、自分の理想に近い職場で働くことが可能です。

派遣会社によっては、その会社独自の非公開求人などを保有している場合もあるため、複数の派遣会社に登録することには大きなメリットがあると言えるでしょう。

実際に看護師として派遣会社に登録している方の中にも2社以上登録している方はかなり多く、自分の希望にできる限り近い派遣先に就業している方も多いです。

あまりにも多くの派遣会社に登録してしまうと管理が大変になってしまうため、まずは2~3社程度の派遣会社に登録し、自身の希望に近い求人を探すのが良いでしょう。

派遣先の希望条件を事前に決めておく

自分が看護師として派遣会社に登録し、派遣先の求人を探す場合は、事前に希望条件を決めておくのが重要なポイントです。

自分が理想とする職場の条件をあらかじめ決めて担当者に伝えておくことで、希望条件に近い求人を紹介して貰えるため、効率良く派遣先を探すことができます。

文章にして書き起こすのが難しい場合は、下記のような箇条書きでも問題ありません。

  • 〇〇駅から通勤時間20分以内の職場
  • 残業がなく定時に終了することができる
  • 時給1,600円以上

求人の希望条件については派遣登録を行った後、担当者との面談の際にもヒアリングが行われます。

この時にしっかりと希望条件を決めておくことで、スムーズに勤務先を探すことが可能です。

特に時給などの給与面は相場をその場で調べることができないので、自分で下調べをしておくと良いでしょう。

看護師派遣で注意しておくべき
ポイント

看護師が派遣会社を通して働く際にはいくつか注意しておくべきポイントがあります。

希望している条件とのミスマッチを防ぐためにも、本見出しの内容をチェックしておくようにしましょう。

派遣先を探している際の注意点

まずは派遣会社に登録してから、派遣先を探す際に注意すべきポイントをご紹介します。

ミスマッチを防ぐためには、求人を探す段階でこれからご紹介する内容についてチェックしておくことが重要です。

担当者との相性が良くない場合がある

派遣会社や転職サイト、転職エージェントなどでよくあるのが、自分の担当者となる方との相性が合わないことによる求人探しの難航です。

担当者は自分の希望に合う求人を探してくれたり、自分の性格に合った職場を紹介してくれる重要な仲介者ですが、人によって性格は異なるため「この人とは何だか合わないな…」と感じることも珍しくありません。

信頼関係が大切な間柄になるため、担当者と相性が良くないと感じた際は、遠慮せずに派遣会社に相談して担当者を変えて貰うようにしましょう。
また、レスポンスが遅く対応に不満があるなど、担当者の力不足を感じた時も同様に派遣会社へ相談することで担当者を変更してもらえる場合もあります。

希望とは違う案件を紹介されることがある

自分が希望する条件を伝えているにも関わらず、自分の希望とはかけ離れた求人案件を紹介されてしまう場合、上手く担当者に希望条件を理解されていない可能性が高いです。

まずは自分の希望条件を見直し、どの条件を最も優先してほしいのか、どの程度の範囲まで許容できるのかなどの優先順位を希望条件に付け加えることで、担当者にも自分の希望が伝わりやすくなります。また、希望条件に優先順位を付けても求人内容が希望と違う場合、要望の内容のハードルが高い可能性があります。

その場合は一度条件の内容を緩めたり、許容できる範囲を広げるなどの工夫が必要です。

希望の求人が見つからないことがある

自分に合う求人がなかなか見つからない時は、他の派遣会社にも登録して求人を探してみるのが良いでしょう。

1つの派遣会社だけでは見つからなかった求人も、複数の派遣会社に登録することで見つけられるケースが多々あります。
派遣会社が取り扱う求人には、その会社毎の特色があり、地方の求人に強い派遣会社もあれば都市部の求人を専門的に取り扱っている派遣会社もあります。

自分の希望に合った求人が見つからないのであれば、1つの派遣会社の求人だけに拘らず、複数の派遣会社で探すことで、より理想的な職場で働ける可能性が広がるでしょう。

派遣先で働く際の注意点

続いては派遣先が決まり、就業してからの注意点です。

契約内容に無い仕事や人間関係についてなど、日常的に起こりうる問題であるため、対応方法をしっかりとチェックしておきましょう。自分で解決できない問題は即座に派遣会社へ相談することで無用なトラブルを避けられます。

契約にない雑務やサービス残業をさせられた場合

看護師が派遣会社を通して働く場合、契約内容に記載されている就労時間内で、契約に記載されている仕事のみを行うことが定められています。

もちろん仕事の上で発生する細かい雑務などには快く対応すれば問題ありませんが、看護業務に関係のない雑務や送迎、会議資料の作成などを任せられた場合は派遣会社に相談して業務内容を改善してもらえるようにしましょう。

本来の契約内容である看護業務に支障が出るほど雑務が多くなってしまう前に早めに連絡することが大切です。また、派遣社員に対してサービス残業を課すことは禁じられており、勤務先の職場からサービス残業を命じられた際はすぐに派遣会社へ相談するようにしましょう。

人間関係のトラブルに巻き込まれた場合

看護師という仕事の関係上、職場での人間関係のトラブルに巻き込まれてしまうこともあります。

派遣会社を通して働いている看護師が多い職場であれば、人の入れ替わりが珍しいものではないため、正社員看護師が多い職場よりも比較的人間関係のトラブルは少ないとされていますが、それでもトラブルに直面することはあります。

トラブルに巻き込まれた時はまず派遣会社に相談し、それでも改善が見込めない場合は別の派遣先を探してもらうのも1つの方法です。

人間関係のトラブルを避けたい時は、新しい派遣先の要望として人間関係が良好な職場を優先して選ぶと良いでしょう。

看護師の派遣会社へ登録する流れ

看護師の派遣会社へ登録する流れこの見出しでは看護師として派遣会社で働きたいと考えている方向けに、派遣会社への登録〜実際に派遣先で就業を開始するまでの流れについて解説いたします。

派遣会社へ登録する

派遣会社への登録は基本的にその会社の公式ホームページやWEBサイトから、WEB上で登録を行います。

運営会社によっては電話で直接登録できるところもありますが、現在はWEB登録の方が主流です。

WEB上で登録を行う際は、主に以下の項目を埋めて登録を行います。

  • 名前(フルネーム)
  • 電話番号
  • 住所
  • 学歴・職務経歴
  • 取得している資格やスキルなど
  • 希望している職種
  • 登録派遣・紹介予定派遣など、希望している働き方について

資格やスキル、職務経歴、希望している働き方などはこの後紹介する担当者との面談でも深ぼって話す内容となりますので、ある程度詳細を記入しておく方が良いでしょう。

担当者へ事前に自分のことを告知する内容になりますので、スムーズに面談を進めるために重要な項目となります。

担当者と面談する

WEB登録が完了した後は、日程を決めて担当者との面談を行うのが一般的な流れです。

登録した派遣会社によって異なりますが、直接事務所や支店で対面の面談か、Zoomなどの会議システムを利用したリモート面談、電話のみで行う電話面談などがあります。

面談の内容は以下のようなものになります。

  • 職務経歴について詳細のヒアリング
  • 現在までのキャリアについて
  • スキルや取得している資格についての詳細
  • 自己PRや自身の強みなどの紹介
  • 求人の希望条件について

WEB登録時に記載した内容だけでなく、上記のような内容についてもヒアリングを行う場合が多いです。

スムーズに面談を進めるために、希望条件などはあらかじめまとめておくようにすると良いでしょう。

ヒアリングの内容に答える際は、具体的な回答を用意しておくことで、担当者に自分のことや希望の条件が伝わりやすくなります。

求人が紹介される

面談が終わってから数日すると、面談の内容を元に担当者が5~15件程度の希望条件に合う求人を紹介してくれます。

対面・リモート・電話のいずれかで詳細の説明を受けることができ、紹介求人の中に気になる求人があれば担当者に伝えて、応募を行いましょう。また、紹介された求人の中に希望と重なるものがない場合は、遠慮せずに担当者へ気になる求人がない旨を伝えることが大切です。

自分の条件に合わない求人の中から無理をして選んでしまうと、納得できない環境での仕事を強いられることになりますので注意しましょう。

書類審査通過・職場見学

担当者を通して求人に応募した後、書類審査を通過したら就業先となる職場へ見学に向かいます。

その際に就業先の方と面談を行いますが、派遣会社の担当者も同席するケースがほとんどなので、安心して面談に臨めます。

就業先の方との面談では自己紹介や職務経歴、スキルや資格などについて聞かれることが多く、簡易的な面接と考えるようにしましょう。

面談で特に問題ないと判断されれば、そのまま採用となり契約を結びます。

派遣先で就業開始

派遣先と契約を結んだら、いよいよ就業開始となります。

仕事をする職場は派遣先になりますが、雇用元は派遣会社となるため就業が始まっても派遣会社とは雇用関係で付き合いが続きます。派遣看護師として働く上で、契約にはない仕事の押しつけやサービス残業の強要など、何かトラブルがあった場合はすぐに相談できる心強い味方です。

また、サポートの一環として定期的に職場での不満やトラブルが無いかなどの連絡を貰えることも多いため、担当者とは気軽に相談できる関係性を築くことができます。

看護師派遣についてのQ&A

この見出しでは看護師が派遣会社に登録して働くことを考えた際に、よくある質問をまとめています。

疑問に思うことがあれば、一度こちらを参考にしてみましょう。

看護師の派遣はブランクがあっても大丈夫ですか?

派遣会社が取り扱う求人によって異なりますが、ブランクOKの派遣看護師の求人は比較的多くなっており、受け入れてくれる医療施設や企業は多いです。

派遣社員は即戦力であることを求められる傾向にありますが、こうしたブランクOKの職場に関しては、丁寧な指導や研修が含まれていることも珍しくありません。

たとえ看護師としてのキャリアにブランクがあったとしても、派遣会社で働く場合は自信を持って応募しても問題ないでしょう。

看護師未経験でも登録できますか?

看護師として働くのであれば看護資格は必須となりますが、看護経験自体が未経験であっても積極的に受け入れしている医療施設や企業は多々あります。

未経験のため責任のある仕事は任せられることは少なくなりますが、研修や指導でしっかりとスキルを身につけることが可能です。

未経験でも資格さえあればチャレンジが可能な業界と言えるでしょう。

派遣求人を選ぶ際のポイントはありますか?

「時給が高すぎるor低すぎる」「面談の際に違和感があった」などが当てはまる医療施設や企業の場合は注意が必要です。

また、就業先での環境を重視するのであれば、職場見学の際にしっかり職場の様子を確認し、雰囲気の良し悪しや働く方々の表情、職場の活気を見て判断するのも良いでしょう。

まとめ

今回は看護師として派遣会社に登録して働くことを考える際に、押さえておくべきポイントや注意点、メリットデメリットなどを説明いたしました。

派遣看護師として働くことを考えているのであれば、本記事を参考にして正社員看護師との比較検討できたかと思います。

この記事をご覧の方が、看護師として派遣会社を通して働くことのメリット・デメリットをしっかりと確認した上で、ご自身に合った理想的な求人を見つけられることを願っております。

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