【看護師の自己PR
例文17選】履歴書への書き方
のポイントやよくある失敗例
までご紹介!

投稿日: 2023.10.24 | 最終更新日: 2024.02.13

履歴書の自己PRには何を書けばいい?面接に受かるPRとは?看護師の自己PR例文17選自己PRの書き方のポイントや失敗例まで徹底解説!

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この記事の監修者

看護師
小西 由華
【経歴】
2013年に看護師免許を取得した後、総合病院にて整形外科や眼科などの混合病棟を経験したのちに、眼科に特化した病院の病棟での業務に従事。
その後は、ご自宅や施設で療養される様々な疾患、背景を持つ方々の日常に寄り添ったサポートのため在宅医療の業務に従事。
急性期から在宅療養まで各ステージでの看護知識を生かし、現在は医療専門でホームページ制作を行う株式会社Method innovationでのディレクター業務に従事。
【資格】
看護師

キャリアコンサルタント
平井 菜津子
【経歴】
大学卒業後、ウェディングプランナーとして営業職を経験し、24歳からITベンチャー企業の人事部にて採用・教育などの仕事に従事。採用は新卒・中途の営業職から事務職、クリエイティブ職など幅広い職種の母集団形成から面接実施、内定者フォロー、入社手続き等を行い、教育では研修コンテンツ企画、資料作成、講師育成までを実施。人材開発部立ち上げや、社内の人事評価、従業員満足度調査、社員のメンタルケアなども行っていた。それらの経験を経て、さらに専門性を高めるためにキャリアコンサルタントの資格を取得。
現在も今までの経験・知識を活かしつつ、二児の子育てと両立させながら、株式会社Method innovationのグループ会社である株式会社ドクターブリッジにて人事の仕事に従事している。
【資格】
キャリアコンサルタント
アロマテラピー検定1級
プラクティカルフォト検定1級
ファッションビジネス能力検定1級
ファッション販売能力検定1級

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「自己PRには何を書けばいいか分からない」「受かる自己PR文の書き方が知りたい!」

看護師の転職活動で自己PRは必須ですが、看護師の自己PRで検索すると書き方に迷っている方が多い印象です。

今回は自己PR文の書き方のコツやよくある自己PRを書く際の失敗例を解説します。

自己PRの例文17選も紹介しているので、自己PR文の参考にして頂ければと思います。

自己PRは採用担当者にアピールするための材料

自己PRは、採用担当者が応募者の熱意や人柄を判断するための材料です。

履歴書や職務経歴書だけでは分からない、経験・スキル、仕事に対する姿勢・性格など、採用担当者はこの人は職場でどのように活躍してくれそうかを判断する基準として自己PRをチェックしています。

採用担当者にアピールするための応募書類なので、じっくりと考えて作成しましょう。

自己PRと志望動機の違い

ここでは、勘違いしやすい「自己PR」と「志望動機」の違いについて解説します。

この2つの違いを知っておくと、文章にメリハリをつけられます。

まず、志望動機は応募者が「なぜその病院に就職したいのか」という応募先の魅力を感じた部分を記載します。
例えば、「今まで経験したことがない分野を学びたい」「しっかりした教育体制で経験を積みたい」などの具体的なエピソードを盛り込みましょう。

対して、自己PRは「自分がその病院にどう貢献できるのか」を伝える応募書類です。
履歴書や職務経歴書では伝えきれない、今までの経験やスキル、仕事に対するモチベーションなどを記載して、自分の長所をどう活かせるかという点を採用担当者へアピールします。

自分のスキルや経験が応募先の職場にどのようなメリットを与えるかを具体的に記載すると良いでしょう。

自己PRの書き方の3つポイント

看護師の自己PRを作成しようとした時に、「どうやって自己PRって書けばいいの?」と悩んでしまう方も多いでしょう。

自己PRを書くときは3つのステップがあります。

この3つの構成を守って作成すると、簡単にまとまった自己PRが作成できます。

以下のステップに沿って、自己PRを作成してみましょう。

STEP1 経験や強みをアピールする

まずは、自分のアピールポイントを記載します。

経験から得たスキルや得意なこと、性格を強みとして述べましょう。
何を記載したら良いのか悩んでしまう方は、以下のキーワードから当てはまるものを参考にしてください。

性格の強み協調性/責任感/コミュニケーション能力/向上心/真面目さ/傾聴力/行動力/柔軟性/冷静さ

経験大学病院勤務/国立病院機構勤務/急性期での看護/慢性期での看護/回復期での看護/クリニックでの看護/新人教育の経験/役職の経験

自分のアピールポイントが分からないときは、一緒に働いている同僚に自分の長所を聞いてみるのも良いでしょう。

新卒の方や看護未経験の方は、学生時代の印象深い経験や他職種を経験したからこその強みなど、看護師としての経験以外でも問題ありません。
自分の強みや経験を応募先の職場でどのように活かせるかが重要なので、これまでの経験や経歴からどのようなことを学んだかを一度書き出してみるのもおすすめです。

アピールポイントが決まれば「私のアピールポイントは◯◯です」の書き出しから始めます。

STEP2 具体的なエピソードを述べる

強みがしっかりと伝わるような具体的なエピソードを記載します。

具体的なエピソードを履歴書や職務経歴書に盛り込むと採用担当者に強く印象付けることができるので、説得力あるエピソードを記載しましょう。
アピールポイントを決める際に、これまで経験した看護や経歴を一度書き出してみて、自分の強みとなったエピソードにまとめておくと、この部分はスムーズに作成できます。

エピソードを記載する時の気を付けたいポイントは「簡潔さ」です。
だらだらと長くなってしまうと、何が言いたいのか分かりにくくなるのでエピソードは簡潔にまとめてください。

この部分では、エピソードだけを記載するのではなく、自分の強みを活かしてどのように対処できたのかがポイントです。

自分が何に貢献できたのかが分かるエピソードを選んで記載してください。

STEP3 自分の強みをどう職場で活かしていくか

最後に、自分の強みを応募先の職場でどのように活かせるかを記載します。

前の段落で書いたエピソードを踏まえて、自分が応募先の職場にどのように貢献できるのかをアピールしましょう。

採用担当者に入職後の働きをイメージしてもらえるように、具体的に書くことがポイントです。
志望先の病院が求める人材とマッチしていることで採用に繋がりやすくなるので、志望先の病院について事前にホームページや求人ページを見てまとめておくと良いでしょう。

例えば、急性期病院を希望しているのに「じっくりと患者さんと関わることが得意です」と自己PRに記載してしまうと、急性期のスピード感についていけないかもしれないと、採用担当者に思わせてしまいます。

自分のアピールポイントと志望先の特徴が、大きく異ならないように注意してください。

受かる自己PRの5つのコツ!

ここからは、自己PRを作成する際のコツについて解説します。

しっかりと理解し、他の応募者の自己PR書類と差をつけましょう。

自己PR欄については8割を目安に記載する

履歴書や職務経歴書の自己PR欄は、最低でも8割は埋めてください。

きっちりスペースが埋まっていないだけで不採用になるケースもあるので、少ない文章で終わらせないようにしましょう。また、手書きで書く際は相手が読みやすい文字の大きさを心掛けることが大切です。

採用担当者が読みやすい適度な文章量で、分かりやすい自己PR文を書くよう心掛けてください。
看護師の履歴書は、手書きでもパソコンでも問題ありません。

電子カルテを採用している病院で働きたい方は、パソコンで履歴書を作成するのもパソコンの操作に慣れていることのアピールになるのでおすすめです。

志望先の病院が求める人物像を調べる

志望先の病院が求める人物像を調べておきましょう。

病院が求める人物像とマッチしていると採用に繋がりやすいです。

急性期を志望している場合

<良い例>緊急時でも冷静な判断や柔軟な対応できる

<悪い例>一人ひとりのさんにじっくり関わる看護をしたい

事前にホームページや求人ページを見て、志望先の病院の理念や方針、求めている人物像などを調べることが大切です。

自己PRは自分の強みをアピールする書類ですが、いくつかある自分のアピールポイントから応募先の求めている人物像に合うアピールポイントを選んでおくと、スムーズに作成できるでしょう。

オリジナル感のある文章にする

インターネット上にある例文をそのまま利用するのではなく、自分の体験などを交えて記載することが重要です。

ありふれた表現は、採用担当者の印象に残らないので他の志望者の自己PR欄に埋もれてしまいます。
また、面接時にエピソードについて掘り下げられた場合に困ることもあるでしょう。

例文を参考にしながら、自分の経験を基にしたエピソードを自分の言葉で簡潔に伝えられるように準備してください。

面接時の自己PRは履歴書の自己PRに沿った内容を伝える

面接時は、履歴書の内容に沿って自己PRを伝えてください。

面接で話す内容と履歴書の自己PR内容が一致していないと、何を伝えたいのかが分からなくなってしまい、採用担当者にマイナスな印象を与えてしまう可能性があります。履歴書との内容に一貫性があれば、相手にも伝わりやすいので、好印象で面接を終えることができるでしょう。

さらに、履歴書の内容に沿った自己PRに加えて「この職場で働きたい」という意欲を伝えるのも大切です。

長期的に働けるアピールをする

新しく求人を出している場合、応募先の職場は採用者に長く働いてほしいと思っています。

採用担当者に入職後をイメージしてもらえるように「ライフステージに変化があってもこの職場で働き続けたい」などの具体的な意欲を伝えておきましょう。その病院でなければならない理由や根拠、どう活躍したいかをしっかりアピールすることも重要で、「だからこそこの病院で長く働きたいんだな」と採用担当者に納得してもらうことができます。

長期的に働ける人はそれだけで希少価値の高い人材なので、しっかりとアピールできれば採用率が高まるでしょう。

【例文17選】看護師の自己PR

ここまで、自己PRの書き方やコツについて解説してきましたが、「どうしても自分で自己PRを書くのは難しい」と書類の作成に苦手意識を持っている方もいるでしょう。

ここからは、ケース別に自己PRの例文をいくつかご紹介します。

自身の経歴や経験、性格の長所とあわせて、自己PR文を作成する際の参考にしてください。

【性格別】自己PRの例文5選

まずは、性格別の自己PRの例文を紹介します。

看護未経験の場合や経験自体が少ない場合には、性格の長所をアピールすると良いでしょう。

コミュニケーション能力をアピールしたい場合

私はコミュニケーション能力が高いと言って頂けることがあり、自分でも長所だと考えています。

以前働いていた療養型の病棟では、患者様の入院生活が少しでも楽しくなるように患者様とのコミュニケーションを重視して働いていました。

患者様が退院する際には「あなたがいると場が明るくなって素敵でした。ありがとう。」と声をかけてくださったことがあり、コミュニケーションの大切さを実感しました。

今後も患者様とのコミュニケーションを大切にしながら、貴院でも患者様に寄り添った看護を提供したいと考えています。

向上心をアピールしたい場合

私は良い看護をするにはどうしたらいいかを考えながら、常に働くように心掛けています。

以前の職場の新人時代には、看護師の先輩方の仕事のサポートをする役割を任されていました。

先輩から言われたことだけでなく「どうやったら先輩方が働きやすいか」を考えて動くようにしており、先輩方にも積極的に質問するようにしていました。

先輩方からは「看護師としての向上心があるところが、あなたの最大の長所だと思う。いつもサポートしてくれてありがとう」と言って頂けました。

貴院でも積極的に学ぶように努めながら、丁寧に業務に取り組んでいきたいと考えています。

冷静さをアピールしたい場合

私の強みは、急変時などでも冷静に対処できるところです。

以前の職場で患者様が急変した際には、医師への報告や必要な物品の準備などを冷静に判断し、チームのまとめ役として急変時の対応を行いました。

先輩や後輩からも「冷静な指示のおかげで助かった」と言って頂いたこともあります。

貴院でも、どのような時も冷静に対応できる力を活かして、多くの患者様に安心して過ごして頂けるような看護を提供していきたいと思います。

観察力をアピールしたい場合

私は、これまでの経験で培った観察力が自身の強みだと考えています。

脳外科病棟や療養型病院に勤めていたため、コミュニケーションが難しい患者様の異常を発見するためには、普段の表情や動き、検査値などのデータを知っておく必要があると考えています。

「何かおかしい」と感じた時には全身状態をチェックしたうえで、チームで相談しながら臨機応変に対応していました。

貴院では重症度の高い患者様が多く入院されているため、観察力を活かして異常の早期発見に取り組み、患者様にとって安心できる看護を提供したいと考えております。

責任感をアピールしたい場合

私は、これまで担当した業務や役割に取り組む姿から、前職の師長から「責任感が強い」と評価して頂いています。

看護業務改善委員会の活動として看護手順マニュアルの見直しを担当した際は、勉強会に出向き、そこで学んだ知識・技術をマニュアルの改訂に反映させることができたと思います。

マニュアルが新しくなった際には病棟での勉強会を開き、先輩方や後輩にも「分かりやすくなった」と言って頂きました。

貴院でも責任を持って業務を全うし、患者様にとって安心できる環境作りに取り組みたいと思っています。

【病院タイプ別】自己PRの例文5

ここでは、今までの看護経験をアピールしたい場合の自己PRの例文を紹介します。

今までの経験から学んだことや培ったスキルを記載しましょう。

急性期での看護経験をアピールしたい場合

これまで急性期病棟の呼吸外科に3年間勤務しておりました。

以前の職場では、毎日手術があったため患者様の状態をいち早く理解し、スピード感を持って働くことが求められていました。
術後管理を厳密に行う必要があるため、患者様の情報から病状を正確にアセスメントする力を磨くことができました。

メンバーや医師と患者様の現状についてタイムリーにカンファレンスを行うことで、患者様の病状の悪化を未然に防げたこともあります。急性期病棟で学んだアセスメント力とスピード感のある行動力で、貴院でも質の高い看護を提供していきたいと思っています。

慢性期での看護経験をアピールしたい場合

これまでの慢性期看護では、患者様との信頼関係を築く能力を培ってきました。

慢性期は長い目で見るというケアが重要視されているため、患者様が心を開いてくださるように信頼関係を築くことが大事だと考えています。私は限られた時間の中でも患者様との対話を心掛けており、入院生活の不安に寄り添った看護が提供できるように気を付けていました。

対応が難しい患者様から「あんたと話したら元気になる」と声を掛けて頂くことがあり、患者様との信頼関係の構築に自信がつきました。

貴院でもどのような時でも笑顔を絶やさず、話しやすい看護師となれるよう、努力したいと思います。

回復期での看護経験をアピールしたい場合

今まで、回復期リハビリテーション病棟で4年間勤務してきました。

回復期は長い経過を辿るため、なかなか在宅復帰することができず不安になる患者様が多く、私は限られた時間の中でもしっかりと話を聞くことを大切にしています。ある患者様は「話を聞いてくれて感謝しています。もう少し頑張ってみようと思う。」と前向きにリハビリに取り組んでくださいました。この患者様とのやりとりから、自分のコミュニケーションが患者様に与える影響の大きさを実感し、改めて看護師の仕事に対するやりがいを感じました。貴院では自身の強みである傾聴力を活かし、患者様の精神的なサポートもできる看護師として活躍したいと考えています。

クリニックでの看護経験をアピールしたい場合

私は今まで耳鼻咽喉科クリニックで3年間勤めてきました。

クリニックでは定期的な通院が必要な患者様が多いため、安心して通って頂けるよう相談しやすい雰囲気で患者様と接することを心掛けてきました。来院された際にはこまめに患者様へお声掛けを行うようにしており、ある患者様には「あなたがいるからここに通っている。」というお言葉を頂くこともありました。

看護師は知識やスキルの向上を目指すことも大切ですが、さらに患者様に寄り添えるコミュニケーションが取れることも重要だと考えています。

貴院でも、患者様に寄り添った看護ができる看護師として活躍したいと思っています。

療養型病院での看護経験をアピールしたい場合

私は、療養型病院で培った観察力に自信があります。

療養型病院では寝たきりでコミュニケーションが取れない患者様も多く入院されており、自分で体調の変化を伝えられないため看護師の日頃の観察が重要です。

私はバイタルチェック時には必ず全身をチェックさせて頂き、表情や動きの変化も見逃さないように注意していました。

床ずれを早期に発見し対応できたことや、「何かがおかしい」と感じ医師に診察を依頼した結果、病状のさらなる悪化を防げたこともあり、チームで連携を取りながら患者様の変化に気づくことの重要さを学びました。

貴院では、今までの経験から培った観察力を活かし、患者様が安心して過ごせるよう努めて参りたいと思います。

【ブランクあり】自己PRの例文2選

看護師の業務にブランクがある場合の自己PRの例文です。

ブランクがある方の自己PRは、ブランク中に得たスキルや今までの経験をアピールしましょう。

性格をアピールする場合

私は何事も真面目に取り組めることが長所です。

前職では急性期病棟の呼吸器外科で手術後の管理を行っていました。 ドレーン等の外科的処置の介助に就くことも多かったので、同期の看護師同士で毎日コツコツ処置介助の練習に取り組みました。

医師の介助の際も頼まれたことだけをただやるのではなく、何を求めているのかを先読みして動くようにしていたので、医師からは「処置がしやすいので助かる」と言って頂いたこともあります。

貴院でも、真面目に業務に取り組み、丁寧な仕事ができる看護師として活躍していきたいと思います。

ブランク中に得た経験をアピールする場合

私はより良い働き方のために常に努力することができます。

出産のために前職を退職し、5年ほど子育てに集中しておりました。

子育て期間中からいずれは復職したいと考えており、知識や今までのスキルが衰えないように合間を見つけてセミナーに参加したり、専門書を読んだりと常に努力していました。

貴院でも仕事をただこなすのではなく、戦力となれるよう常に努力したいと考えております。

【看護未経験】自己PRの例文3選

新卒の方や看護業界未経験の方は、看護師を目指した理由や応募先の魅力、今までの経験から培ったスキルを自己PRに盛り込みましょう。

高校生・新卒がアピールする場合

私は貴院の病院見学をさせて頂いた時に、教育体制が整っており新人が安心して勤務していける環境であることに魅力を感じました。

貴院では、新人と先輩のペアで日々の業務にあたるため、分からないことや困ったことはすぐに先輩に聞くことができ、先輩の患者さんに対する気配りなどを学べるというパートナーシップ制があると伺いました。
実際に働いている先輩からもとても安心できる制度だと聞き、貴院の教育体制であれば頼りになる看護師になれると考えています。

貴院の万全の教育体制を活かして、知識や経験を積み、自分の目指す看護が実践できるように努力していきたいと思います。

看護以外の職場で得たスキルをアピールする場合

私は、医療業界とは異なる営業職で働いてきました。

接遇マナー研修やスキルアップ研修などを数多く受け、実際の営業の場で研鑽してきた経験があるので、患者様への応対力には自信があります。また、広い年代の方ともすぐに馴染める性格ですので、患者様やスタッフとの信頼関係の構築にも長けています。

看護師としての社会経験はございませんが、営業職で培ったコミュニケーション能力や臨機応変に対応する力を活かし、少しでも早く戦力として活躍できるように努力していきたいと考えています。

看護師になった理由をアピールする場合

看護師を目指したきっかけは、子どもの頃に祖母が入院していた病院の看護師さんとの出会いです。

祖母は長期入院しており、時々お見舞いに行く程度でしたが、看護師さんはよく私に話しかけてくださいました。
祖母が亡くなる前には、家族の不安な気持ちへ寄り添った看護師さんの声かけや行動で、私自身も安心した記憶があります。

貴院では、患者様の家族側の気持ちを忘れずに、安心して任せて頂けるようになりたいと考えています。

【転職回数が多い】自己PRの例文2選

転職回数が多いと転職に不利に働くのではないかと心配になる方も多いのではないでしょうか。

転職数が多い場合は、採用担当者が納得できる転職理由や転職で得たスキルを記載しましょう。

長く働く意欲も伝えておくと、さらに転職成功率も高まります。

スキルアップのために転職したことをアピールする場合

今まで看護師として慢性期病棟で2年間、その後は別の総合病院へ転職し、急性期病棟で2年間勤務して参りました。

病棟では退院調整の担当看護師として、患者様やそのご家族の方が「どうしてほしいか?どうすれば、安心して自宅に帰れるか」をモットーに、患者様が希望する看護が提供できるよう意識しています。
急性期医療の退院調整に従事する中で、患者様が自宅に帰られた後の在宅看護に興味を持ち、いずれは訪問看護を立ち上げたいと思うようになりました。

在宅医療は未経験ではありますが、貴院で在宅看護に必要な知識やスキルを学ばせて頂きたいと思い、今回応募させて頂きました。

貴院では、自宅で過ごす患者様に安心してもらえるような看護師を目指して、努力していきたいと考えております。

臨機応変に対応できることをアピールする場合

私は看護師として10年ほど働いております。

経験としては内科、小児科、循環器内科、呼吸器外科があり、各病院では専門的な知識や技術など多くのことを学んできました。以前の療養型病院では患者様を総合的に看ることが求められており、各科で学んだ知識を元に総合的にアセスメントすることを日頃から重視していました。

その結果、病棟の研修を任せて頂けるようになり、病棟全体のアセスメント力の向上に繋がったと評価して頂きました。
各科の経験から患者様の状況を幅広い視点で観察し、状況に併せて臨機応変に対応する能力が鍛えられたと思っています。

貴院で働くことができましたら、この経験を活かして即戦力となれるように努めたいと考えています。

自己PRを書く際の失敗例

ここでは、よくありがちな自己PRを書く際の失敗例をみていきましょう。

アピールポイントをたくさん記載する

転職に成功したいとアピールポイントを複数書いてしまう方がいますが、採用担当者にとってはどれがアピールポイントなのか分からなくなってしまいます。

自分の最もアピールしたい点を1つに絞るようにしましょう。

アピールポイントに沿ったエピソードを詳しく記載することで、採用担当者から「この人と一緒に働きたい」と思われるような印象に残りやすい自己PR文が作成できます。

職務経歴だけになってしまう

どのような職場で働いてきたかといった内容だけを記載した「職務経歴書」のような自己PRも見られます。

自己PRでは、働いてきた職場での経験から何を学んで、現在の自分にどう活かされているのかを記載してください。
さらに、自分を採用することで病院側が得られるメリットについても記載すると、職務経歴書との違いを出せます。

自己PRの最後には、意欲的に仕事に取り組む姿勢を伝えるようにしましょう。

経歴やスキルを誇張してしまう

自己PRの内容が薄いと思って、経歴やスキルを誇張してしまう自己PRは信頼性を下げるのでやめましょう。

履歴書や面接時の受け答えと矛盾が生じる可能性があり、採用担当者からの印象が悪くなります。

また、採用担当者は何人もの応募者の面接を行うため、インターネットの例文をそのまま記載したり、ありふれた内容を書いている自己PRは見破られる可能性が高いです。

ネガティブな内容を記載する

ネガティブな内容は印象を悪くするため、記載を避けましょう。

謙虚さを出すために良くありがちなのは「○○できない」「○○の経験がない」と自分を卑下する表現です。

こういったネガティブな表現は、採用担当者に自信がないイメージを与えてしまいます。

経験がないという表現をするなら、経験がないので貴院で学びたいといった意欲を必ず加えるようにしてください。

【看護師の自己PR】言い換えの方法

自己PRはどうやって書けば良いのか悩んでしまう方が多いと思いますが、ネガティブな部分を上手に言い換えることで自己PR1つにできます。

ここでは、具体的に言い換えのコツについて紹介します。

経験・スキルが少ない

経験やスキルが乏しいと自己PRするポイントがないと感じてしまいますが、性格面なら経験がなくても積極的にアピールできます。

自分の性格を分析して、適応力の高さや考え方の柔軟性などをアピールすることもできるでしょう。
また、看護師として大切にしている看護観についてアピールするのもおすすめです。

最後には、「貴院で○○の経験を積みたい」「○○を学びたい」と付け加えるのを忘れないようにしましょう。

多くの転職を経験している

転職回数が多いと「根気がない」「すぐに辞めてしまうのでは」とネガティブな印象を与えやすいポイントです。
転職回数が多いことがマイナスに働くのではないかと心配に思っている方も多いでしょう。
ですが、転職によって複数の職場を経験したことは「各職場で培ってきた経験」としてアピールできます。

「複数の科を経験したので総合的にアセスメントする力がある」「急性期病院から療養型病院まで経験しているので、どのような病院のスタイルでも合わせられる」など、複数の職場を経験したことによって得たスキルや成長した部分を具体的に記載しましょう。

看護師の自己PRに関するQ&A

看護師の自己PRに関するよくある質問をまとめました。

自己PRを書く際や面接前に、チェックしておきましょう。

面接時も履歴書と同じ内容を伝えるべき?

面接時には、自己PR欄で書いたものと同じ内容を伝えるようにしましょう。

自己PR欄で書いたものと違うエピソードや異なるアピールポイントを面接時に伝えると一貫性がなくなってしまうので、採用担当者へアピールポイントが伝わりにくくなります。ただし、面接では全く同じ内容を伝えるだけでなく、自己PR欄で書いた内容に加えて「この職場で働きたい」と思っている意欲を伝えてください。

採用担当者は長く働いてほしいと思っているので、「長期的にこの職場で働きたいと思っている」ことを伝えるのもおすすめです。

転職回数が多い場合はどう書けば良い?

看護師の場合は転職回数が多いことは珍しいことではありません。

一般的に転職回数が多い職業であるため、採用時には転職回数ではなく転職時の理由が重視されます。
ただし、採用側は雇用にコストがかかるので、長く勤めてくれる人を求める傾向があることは注意しておきましょう。

短い期間で転職を繰り返している場合は不利になりやすいので、どのようなスキルを持っているかを伝えて、即戦力となれることをアピールしましょう。
また、どのような職場でも対応できる柔軟性をアピールするのもおすすめです。

経験が少ない場合は何をアピールするべき?

新卒の方やブランクがある方は、看護師としてアピールできる経験やスキルがないと悩むことも多いでしょう。

看護師としてアピールできる経験がない場合には、自分の性格や今までの経験から得たスキルが職場でどのように活かせるのかをアピールしましょう。
例えば、高校~看護学校時代の経験、部活・アルバイト・前職での経験・他職種でのスキル・社会人としてのマナーなどが挙げられます。「長く働いて経験を積みたい」「○○を学びたい」と意欲を伝えるのも重要です。

経験が少ないからこそ、真面目に学び続けられるとアピールするのも良いでしょう。

まとめ

自己PR「自分がその病院にどう貢献できるのか」を伝えることが大切です。

履歴書や職務経歴書では伝えきれない、経験やスキル、仕事に対する姿勢などを記載して、応募先で自分の長所をどう活かせるかという点を採用担当者へアピールします。

応募先に良い印象を持ってもらうためにも、具体的なエピソードを盛り込んだ簡潔な文章であることも重要です。

この記事で紹介したケース別の自己PR例文17選を参考にしながら、オリジナリティのある自己PRを作成しましょう。

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この記事の運営者情報

運営会社 株式会社Method innovation
会社ホームページ https://www.method-innovation.co.jp/
所在地
〒550-0013
大阪府大阪市西区新町3丁目6番11号 BADGE長堀BLD. 2階
代表取締役 清水 太一
設立 2016年11月1日
事業内容 集患支援事業
メディア運営事業
広告代理店事業
お問い合わせ michibi-Qのお問い合わせはこちら

michibi-q@method-innovation.co.jp

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