助産師の年収はいくら?
初任給やボーナスなど給料を徹底解説!

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助産師の年収はいくら?初任給やボーナスなど給料を徹底解説!

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この記事の監修者

看護師
小西 由華
【経歴】
2013年に看護師免許を取得した後、総合病院にて整形外科や眼科などの混合病棟を経験したのちに、眼科に特化した病院の病棟での業務に従事。
その後は、ご自宅や施設で療養される様々な疾患、背景を持つ方々の日常に寄り添ったサポートのため在宅医療の業務に従事。
急性期から在宅療養まで各ステージでの看護知識を生かし、現在は医療専門でホームページ制作を行う株式会社Method innovationでのディレクター業務に従事。
【資格】
看護師

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平井 菜津子
【経歴】
大学卒業後、ウェディングプランナーとして営業職を経験し、24歳からITベンチャー企業の人事部にて採用・教育などの仕事に従事。採用は新卒・中途の営業職から事務職、クリエイティブ職など幅広い職種の母集団形成から面接実施、内定者フォロー、入社手続き等を行い、教育では研修コンテンツ企画、資料作成、講師育成までを実施。人材開発部立ち上げや、社内の人事評価、従業員満足度調査、社員のメンタルケアなども行っていた。それらの経験を経て、さらに専門性を高めるためにキャリアコンサルタントの資格を取得。
現在も今までの経験・知識を活かしつつ、二児の子育てと両立させながら、株式会社Method innovationのグループ会社である株式会社ドクターブリッジにて人事の仕事に従事している。
【資格】
キャリアコンサルタント
アロマテラピー検定1級
プラクティカルフォト検定1級
ファッションビジネス能力検定1級
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さらに参考記事:助産師の転職サイト・エージェントおすすめランキング10選!特徴や口コミ・評判をもとに徹底比較!の記事もぜひご覧ください!

助産師の年収について、経験年数、地域、職場の規模など様々な観点から解説します。
助産師を目指している看護師の方や、経験の浅い助産師の方向けに年収に関する情報を提供しています。助産師の平均年収は約570万円と、保健師や看護師と比較しても高水準です。この記事は、看護師と助産師のどちらの道に進むか迷っている方にも役立つでしょう。
年収や年齢、経験年数など、7つの項目に分けて詳しく説明します。
都道府県や職場の規模による年収の差もご紹介しますので、求人選びの際にもご活用ください。

助産師の平均年収は?
月給やボーナスについて

助産師の平均年収は?月給やボーナスについて厚生労働省の調査(令和5年賃金構造基本統計調査)によると、助産師の平均年収は約570万円です。
これは日本の平均年収(令和4年分 民間給与実態統計調査:約458万円)よりも高い水準です。
月収は約39万円、賞与は約92万円となっています。
助産師には、資格手当、分娩介助手当、夜勤手当、待機手当などの諸手当が基本給に加算されるため、高年収につながります。
以下は、全国平均の年収内訳です。

年収 5,669,500円
月給 395,800円
初任給 290,500円
ボーナス・その他特別給与 919,900円

厚生労働省|令和5年賃金構造基本統計調査より

平均年収は約570万円ですが、医療施設によって400万円から900万円まで幅があります。
下記に示すように、様々な要因で年収は変動しますので、ご確認ください。

年齢別の助産師の平均年収

助産師の年収は年齢によっても変動します。

年齢 平均年収
20~24歳 約403万円
25~29歳 約503万円
30~34歳 約518万円
35~39歳 約573万円
40~44歳 約571万円
45~49歳 約613万円
50~54歳 約685万円
55~59歳 約663万円
60~64歳 約605万円
65~69歳 統計なし
70歳〜 約377万円

上の表のように、助産師の年収は勤続年数や経験年数に応じて上昇し、年齢とともに増加する傾向にあります。
50代前半がピークで、この時期の助産師は体力と知識のバランスが良く、師長や主任などの管理職についている人も多いです。
結婚や出産などのライフイベントが多い20~30代は、一時的に離職したり、働き方が変化したりするため、年収の伸びは緩やかになります。
50代後半になると、夜勤の減少や役職定年などで給料は減少傾向に転じます。
親の介護による介護休暇の取得も、減少の要因の一つです。
60歳以降は定年退職により、現役を退くことで給料は減少します。

病院・施設の規模別の助産師の平均年収

勤務先の病院や施設の規模によって、助産師の年収は異なります。
次の表は、規模別の平均年収を示したものです。

勤務先の規模 平均年収
1,000人以上
(大規模病院)
約557万円
100~999人
(中規模病院)
約556万円
10~99人 約581万円

表の通り、病院の規模と年収は単純な比例関係ではありません。
大規模病院の場合、経営の安定性や充実した手当・福利厚生が平均年収に反映されていると考えられます。
小規模病院では、助産師1人あたりの患者様が多く、時間外勤務やオンコール対応などで負担が大きいため、平均年収が高くなる傾向にあります。
高収入を目指す場合は、大規模病院だけでなく、小規模病院も含めて検討することをお勧めします。

経験年数別の助産師の平均年収

助産師の年収は年齢だけでなく、経験年数によっても異なります。

勤続年数 平均年収
0年 約389万円
1~4年 約438万円
5~9年 約498万円
10~14年 約502万円
15年以上 約586万円

経験年数が増えるほど年収は上がり、新卒と15年以上勤務のベテランでは2倍近い差があります。
経験10年未満では、平均年収は500万円を下回ります。
助産師全体の平均年収は約567万円と高水準ですが、これはベテランの存在が大きく影響しています。
これから助産師を目指す方や、現役の助産師の方は、経験とともに収入が向上することを念頭に置いておきましょう。

助産師の年収は看護師よりも高い?

一般的に、助産師は看護師よりも年収が高い傾向があり、その差は約70万円です。

理由1:需要は高いが、人手が不足している

助産師の需要は高く、人手不足が深刻化しているため、高い年収が提示される傾向にあります。
十分な医療体制の維持には多くの助産師が必要不可欠です。
日本看護協会の調査(2022年病院看護・助産実態調査報告書)によると、院内助産を実施していない病院の約半数が「助産師不足」を理由に挙げています。
また、約9割の施設が「採用を増やしたい、または現状維持したい」と回答しており、深刻な人材不足が浮き彫りになっています。

理由2:高い専門性が求められる

助産師は専門性が高く、資格取得も容易ではないため、高い年収につながっています。
近年は妊婦のニーズの多様化に伴い、助産師外来の開設も進んでおり、助産師の専門知識や豊富な経験が求められています。
厚生労働省の資料によると、高齢出産やハイリスク妊産婦の増加も指摘されており、助産師の需要はますます高まっています。

理由3:手当によって給料が増額しやすい

助産師は24時間体制の交替制勤務が多いため、各種手当によって収入がアップしやすい傾向にあります。
分娩介助手当、夜勤手当、住居手当、通勤手当、残業手当などを受給しています。
収入アップを目指すには、夜勤を増やすのが効果的です。
夜勤回数に応じて深夜割増賃金が増えるため、年収アップに直結します。
分娩介助では、1回あたり数千円から1万円程度の助産師手当が支給されることが多く、資格手当を支給する施設もあります。

理由4:開業することができる

助産師は開業権を持ち、5年以上の実務経験と必要な条件を満たせば、助産所を開業できます。
経営手腕によっては、病院勤務より高い年収を得ることも可能です。
自分の考えや方針を反映したお産を実現できるため、大きなやりがいを感じられるでしょう。
ただし、開業には資金や労力が必要で、経営者としての責任も伴います。
適性をよく検討した上で、開業を目指すかどうか判断しましょう。

助産師の初任給

厚生労働省の調査によると、助産師の平均初任給(経験0年)は、20~24歳で月給26万2,800円(諸手当除く)、賞与14万100円、年収換算で329万3,700円です。
調査対象人数は少ないものの、25~29歳では年収470万1,900円、30~34歳では449万9,100円となっています。

職種 所定内給与額 年間賞与
その他特別給与額
平均年収
助産師 29万500円 39万9,700円 388万5,700円
看護師 26万600円 13万1,800円 325万9,000円

助産師の時給は2,000円越え?

助産師の時給に着目すると、厚生労働省の調査(令和5年賃金構造基本統計調査)では、平均年収は約240万円です(1時間当たりの所定内給与額を基に算出)。
このデータの実労働日数は12.4日、1日あたりの所定内実労働時間は6.4時間です。
日本の短時間労働者の平均時給は、男女計で1,412円、男性で1,657円、女性で1,312円であるのに対し、助産師の時給は高く、平均年収と同様に高い水準にあります。
非正規雇用の助産師の平均時給は2,044円で、1日8時間、月21日勤務の場合、月給は約34万円、年収は約412万円(賞与除く)となります。
これは東京都の最低賃金(令和5年10月時点で1,113円)の約2倍に相当します。
助産師は国家資格を有し、専門性が高いため、時給も高くなる傾向です。

助産師の各種手当について

助産師の各種手当について助産師の高収入は、基本給に加えて、各種手当が支給されることも要因です。

分娩介助手当

分娩介助は助産師の主要業務であり、医師の立ち会いのもと、助産師が中心となって進めます。
分娩介助手当は、1回につき1万円程度支給される病院が多いです。
オンコール待機にも数千円程度の手当が支給される場合があり、資格手当として毎月数千円程度を支給する病院もあります。

夜勤手当

入院病床のある病院では、24時間体制で運営されています。
お産は時間帯に関わらず発生するため、助産師は交代制勤務で夜勤を行います。
夜勤手当は1回あたり5,000円程度が一般的です。
夜勤の頻度は、二交代制や三交代制など働き方によって異なりますが、月4~8回程度です。
そのため、助産師には月3~4万円程度の夜勤手当が支給されます。

住宅手当、通勤手当、残業手当

住宅手当、通勤手当、残業手当は助産師に限ったものではありませんが、多くの場合支給されます。
住宅手当と通勤手当は月5,000円程度が一般的ですが、福利厚生が充実した職場では家賃の一定割合を支給する場合もあります。
残業手当は、時間外労働に対して支給されます。
これらの手当以外にも、家族手当、育児手当、資格取得手当などを支給する職場もあります。

助産師が給料アップさせるための
4つの方法

助産師が給料アップさせるための4つの方法助産師が給料を増やすための方法を4つ紹介します。

転職する

年収を上げるには、転職も有効な手段です。
助産師の求人をこまめに確認することで、より好条件の職場が見つかる可能性があります。
現状の職場で収入アップが難しい場合は、転職サイトなどを活用して、好条件の求人を探してみましょう。

参考記事:助産師の転職サイト・エージェントおすすめランキング10選!特徴や口コミ・評判をもとに徹底比較!

役職に就く

経験を積み、師長などの役職に就くことも、年収アップにつながります。
役職に就くと、基本給の増加に加えて、職務給(役割給)が支給される可能性があります。
厚生労働省の調査(令和3年賃金構造基本統計調査)によると、役職者を含む平均年収は約554万円、含まない場合は約535万円で、約20万円の差があります。
昇進は、年収アップに大きく寄与すると言えるでしょう。

夜勤の回数を増やす

夜勤回数を増やすことは、年収アップに効果的です。
夜勤が増えれば、夜勤手当や深夜勤務割増給も増加します。
ただし、夜勤は身体への負担が大きいため、無理のない範囲で行うことが大切です。
健康に留意しながら夜勤を続けることで、夜勤手当だけでなく、経験年数に応じた昇給も見込めます。

開業する

開業権を持つ助産師は、助産所を開業することで年収アップを目指せます。
成功すれば、病院勤務より高い収入を得られる可能性があります。
自身の理想とするお産と妊産婦のニーズが合致すれば、多くの利用者を見込めるでしょう。
しかし、開業には経営上の準備や責任が伴います。
日本看護協会のデータ(2019年)によると、助産所開設者は1,246人に対し、病院勤務は24,738人、診療所勤務は9,968人と、被雇用者の助産師が大多数です。
助産所開業には大きな責任が伴いますが、やりがいや収入面でのメリットも大きいと言えます。

助産師の年収・給料について
よくある質問

助産師になる人は少ないですか?

助産師不足の深刻化が、高収入の背景の一つです。
少子高齢化にもかかわらず、助産師の需要は高く、人材が不足しています。助産師の離職率は約10%と高く、業務の肉体的・精神的負担が大きいことが原因です。
人手不足による一人当たりの負担増加が、更なる離職につながる悪循環に陥っています。そのため、多くの医療施設では、助産師確保のために高い年収を設定しています。

大卒と高卒で年収の違いはありますか?

多くの病院では、大卒・院卒の給与を高卒・専門卒より高く設定しているため、大卒の助産師の方が高収入を得る傾向にあります。
しかし、経験年数が増えるにつれて実務経験が重視されるため、学歴による年収差は縮まると考えられます。

助産師の仕事に需要はありますか?

少子高齢化が進む現代においても、出産は無くならず、助産師の需要は依然として高いです。妊婦の心のケアや妊娠中のサポートなど、助産師の役割は重要であり、今後も必要とされる職業です。
助産師の仕事は、夜勤や出産のタイミングが予測できないなど、大変な面も多いです。しかし、妊婦やその家族を支えることに大きなやりがいを感じられます。
大変な仕事ではありますが、それ以上に喜びを感じられる職業です。

まとめ

助産師の平均年収は約570万円で、医療職の中でも高収入です。専門性が高く、人手不足であることが要因です。ただし、高収入はすぐには得られず、経験が必要です。
年齢、経験年数、勤務先の規模や地域によって年収は変動します。希望条件に合った求人を探すことが重要です。
看護師より平均年収が高い理由は、需要の高さや専門性、各種手当などです。開業権も有しており、将来は助産所を開業するという選択肢もあります。
高収入の職場を探している、希望地域で条件に合う求人を探している方は、転職支援サービスの利用も検討してみましょう。

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参考記事:助産師の転職サイト・エージェントおすすめランキング10選!特徴や口コミ・評判をもとに徹底比較!

参考文献

厚生労働省の調査(令和5年賃金構造基本統計調査)

https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&toukei=00450091&tstat=000001011429&tclass1=000001213360

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メディア名 ミチビーク
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所在地
〒550-0013
大阪府大阪市西区新町3丁目6番11号 BADGE長堀BLD. 2階
代表取締役 清水 太一
設立 2016年11月1日
事業内容 集患支援事業
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